【Google広告】目標コンバージョン単価とは?メリットと設定方法を解説
「Google広告の運用を任されたけど、効率的な運用手法が知りたい」
「目標コンバージョン単価を活用するメリットがわからない」
このような方も多いのではないでしょうか。
Google広告の目標コンバージョン単価を設定すれば、手間を省きつつもコンバージョンを増やせます。
本記事ではGoogle広告運用の初心者の方向けに、目標コンバージョン単価のメリットと設定方法を解説していきます。
目次
Google広告の目標コンバージョン単価とは
目標コンバージョン単価とは、設定した単価の範囲でコンバージョンが達成されるように、入札単価が自動で調整されるGoogle広告の機能です。機械学習によってコンバージョン獲得の効率を上げてくれます。
目標CPAを下回ることが求められる広告運用において、目標コンバージョン単価は活用すべき機能といえます。手動で入札単価を変更する必要がないため、運用担当者の負担を減らせるでしょう。
しかしあくまで、設定した単価を目標としているにすぎません。コンバージョン内容によっては、設定した単価を超える場合もあるので注意してください。
目標コンバージョン単価は自動入札機能の一つ
目標コンバージョン単価以外にもGoogle広告には下記の自動入札機能があります。
・クリック数の最大化
・目標インプレッションシェア
・目標広告費用対効果
・コンバージョン数の最大化
・コンバージョン値の最大化
・拡張クリック単価
目標コンバージョン単価はCPAの調整向けです。その他の指標を重視したい場合は、目的に合わせた自動入札機能を使いましょう。
目標コンバージョン単価は「ポートフォリオ入札戦略」ができる
ポートフォリオ入札戦略とは、複数のキャンペーンをまたいで自動入札ができる機能です。本来自動入札はキャンペーンごとに設定します。
しかしポートフォリオ入札戦略でまとめて自動入札をすることで、入札戦略の管理がしやすくなります。
Google広告で目標コンバージョン単価を設定するメリット
次に目標コンバージョン単価を設定する3つのメリットを解説していきます。
①CPAを維持しながらコンバージョンを増やせる
目標コンバージョン単価の設定では、設定した単価以下になるよう入札単価が調整されます。
たとえばCPAを2,000円に設定すると、それ以下の数値でコンバージョンできるよう最適化をしてくれます。目標CPAを維持しつつコンバージョンが増やせるため、無駄な予算を消化しなくなるでしょう。
②運用者の手間を省ける
Google広告では広告グループ単位、キーワード単位で手動の入札ができます。手動入札をすれば費用対効果の高いキーワードの入札を高めるなど、運用を人の手でコントロールしやすくなります。しかし運用者の手間がかかってしまうことが手動入札のデメリットです。
目標コンバージョン単価による自動入札であれば、細かな入札設定はありません。Googleも自動入札を推奨しており、手動よりも運用の効果が期待できます。
空いた時間を使ってデータ分析や広告・LPの改善をし、売上拡大を図りましょう。
③シグナルを使用した入札単価調整ができる
シグナルとは自動入札において、入札単価を最適化させる要素のことです。具体的にシグナルには、下記などがあります。
・デバイス
・所在地
・曜日と時間
・ブラウザ
・検索キーワード
このようなシグナルを機械で分析して緻密なターゲティングをすることで、入札単価を算出してくれます。
Google広告で目標コンバージョン単価を設定するデメリット
目標コンバージョン単価の設定にはメリットだけでなく、デメリットもあります。
以下で解説していきます。
コンバージョンデータが蓄積されないと効果がでにくい
目標コンバージョン単価の設定をすると、機械学習によってコンバージョンのデータが蓄積されます。
そのため十分なデータが得られていなければ、適切な分析ができません。
目標コンバージョンの設定から一定期間は大きな変更はせずに、機械学習が進むのを待ちましょう。学習期間の目安は2〜3週間です。
単価設定によっては配信量が減少する
目標コンバージョン単価を低くしすぎると競合の入札に負けてしまい、広告配信ができなくなったり、少なくなったりします。その結果、広告配信の効果が出ずにコンバージョンが減る可能性があります。
目標コンバージョン単価を設定する際は、過去のコンバージョン単価を参考に、低くなりすぎないよう注意しましょう。
クリック単価(CPC)が高騰しやすい
広告グループ単位、キャンペーン単位で設定した目標CPA以下になっていれば、クリック単価が高くなることがあります。なぜなら自動入札によって、1日の予算内で入札単価を上げ、コンバージョン数が最大化されるからです。
1クリックに数万円、数千円のコストがかかるケースもあるため、クリック単価には注意が必要です。クリック単価の高騰を防ぐには、上限CPCの設定と目標コンバージョン単価の変更をおすすめします。
Google広告の目標コンバージョン単価の設定方法
次に目標コンバージョン単価の設定方法を解説していきます。
1.Google広告の管理画面で「ツールと設定」をクリックします。
2.「入札戦略」をクリックします。
3.「+」ボタンをクリックします。
4.「目標コンバージョン単価」をクリックします。
5.「名前」「キャンペーンを選択」「目標コンバージョン単価」を入力・選択し、最後に「保存」をクリックします。
まとめ
目標コンバージョン単価は機械学習によって、CPAを抑えつつコンバージョンを増やしてくれる自動入札機能です。コンバージョンデータの蓄積があるのなら、さっそく目標コンバージョン単価を設定してみましょう。自動入札は運用者の手間を省くのにも役立ちます。
しかし単価設定によっては配信量が減る、CPCが高騰する可能性があるといったデメリットもあります。メリットとデメリットを理解して、目標コンバージョン設定を活用しましょう。
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