LINE広告のコンバージョン設定の仕方|画像付きでまるわかり

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LINE広告のコンバージョン設定の仕方

LINEは国内で月間9,600万人(2023年9月末時点)が利用する、非常に大きなプラットフォームです。そのため、LINE広告を最大限に活用することはオンラインビジネスの成功に寄与します。

 

ただし、やみくもに広告を配信しても継続的な成果をあげることはできません。LINE広告を運用するには、正確なコンバージョン設定を行い、キャンペーンの成果を確実に向上させる必要があります。

 

そこで今回の記事では、LINE広告におけるコンバージョン設定の方法について詳しく解説します。LINE広告におけるコンバージョン設定に自信のない方々は、ぜひ最後までご一読ください。

 

参考:LINEヤフー for business

LINE広告におけるコンバージョンとは?

LINE広告のコンバージョンとは、広告をクリックしたユーザーが広告主が目指す特定の行動を実際に起こすことを指します。そして、その行動が「成果」と定義され、数値化したものを「コンバージョン数」と呼びます。

具体的に何を成果とするかは、広告主が扱う商品やサービスによって異なりますが、通常、LINE広告では次のような行動が成果と定義されやすいです。

商品購入
・会員登録
・資料請求
・オンライン予約
・問い合わせ
・見積依頼
・アプリのインストール

なぜLINE広告でコンバージョン計測が重要なのか

LINE広告の効果を正確に把握するためには、コンバージョン計測が欠かせません。

 

なぜなら、やみくもに広告を配信するだけでは広告投資のリターンが把握できないためです。まずは、なぜLINE広告でのコンバージョン計測が不可欠なのか、3つの理由を掘り下げていきます。重要性を理解することで、コンバージョン計測への意識を持つことができるでしょう。 

1.費用対効果の高い広告を把握するため

コンバージョン計測は、広告が具体的な行動にどれだけつながったかが可視化でき、リアルタイムな評価を可能にします。そして、効果の高い広告が特定できれば予算配分を最適化することも可能です。

 

結果として、広告活動全体の効果を最大化し、効率的な広告運用が実現するのです。

2.より効果的な改善策を見つけるため

コンバージョン測定で得られた結果と指標の意味をしっかり読み取ることで、最適な改善策を打ち出すことができます。

 

例えば、コンバージョン率(CVR)が上がった場合、広告やWebサイトの設計がユーザーにとって魅力的だったことを示します。そのため、同様のアプローチを他のキャンペーンに横展開したり、他のページや広告にも応用したりすることができます。

 

逆に、もしコンバージョン率(CVR)やコンバージョン数が低下していた場合は、ユーザー体験の改善や広告の内容やターゲティングの見直しが必要かもしれません。要するに、コンバージョン数の変化を理解することで、広告やWebコンテンツの改善点を見つけ、より効果的な施策を実行できるようになるのです。

3.継続したモニタリングから次の一手を打ち出すため

広告キャンペーンの改善策を実行すると、自ずと数字は変わっていきます。その変化を見守ることが広告運用においては非常に重要です。具体的には、コンバージョン数を増やしたい場合に注目すべき指標は広告の表示回数やユーザーにクリックされる割合、そしてクリックにかかった費用があげられます。

 

したがって、LINE広告運用では施策によって数値がどう変わるかを確認し、効果を把握することが重要です。もし効果が得られなければ、次の対策を考えなければなりません。

 

つまり、コンバージョン測定の結果を継続的にモニタリングすることで、さまざまなアプローチを検討し、実行すべき次の一手を講じることができるのです。

LINE広告のコンバージョン計測方法

LINE広告の成果を計測する重要性はお分かり頂けたかと思いますが、「どのように測定するの?」「計測方法って難しそう」と疑問や不安を抱く方もいらっしゃるでしょう。

 

結論、コンバージョンの測定方法には「LINE Tag」の設定をマスターする必要があります。

 

「LINE Tag」とは、Webサイトやアプリなどの特定のページに組み込まれたコードやピクセルのことで、広告キャンペーンの効果やユーザーの行動を追跡・計測するために使用されます。例えば、ユーザーが特定の広告をクリックしてWebサイトを訪れたときに、そのページに設置されたタグが広告プラットフォームに情報を送信します。

 

この情報は広告の効果を測定し、ユーザーの行動やコンバージョン(購入や登録など)を追跡するのに役立ちます。そして、効果が出ている広告とそうではない広告を特定し、改善策を見出していくのです。

LINE Tagの種類は3つ

LINE広告で使われる「LINE Tag」は3種類あります。

 

これらのコードを必要なページに設置することでコンバージョンを計測したり、一度広告を見たユーザーに再度広告を表示させるリターゲティングを行ったりできます。

1.ベースコード

ユーザーの行動を計測するために全てのページに必要なコード。このコードがないと「LINE Tag」は動きません。

2.コンバージョンコード

コンバージョンを計測するためのコード。例えば、商品を買ったり資料を請求した後のサンクスページに設置したりします。

3.カスタムイベントコード

特定のページにアクセスしたユーザーに関する情報を測定したり、特定のイベントに対する効果を計測したりするコード。ベースコードと一緒に設置します。

 

参考:LINEヤフー for Business 

LINE広告のコンバージョン設定に必要な「LINE Tag」の取得方法

LINE Tagは「LINE AD Manager」から下記の手順で取得可能です。

1.画面左上の [≡] > [レポートと計測] の [トラッキング(LINE Tag)] をクリック

2.Tagをコピーする

トラッキング(LINE Tag)のページに表示される「ベースコード」「カスタムイベントコード」「コンバージョン計測」をすべてコピーします。どれか一つのコードでも1文字抜けただけでうまく動かないので注意してください。

 

また、コードを選ぶときは手作業でコピペするのではなく、各コードの右端にある「コピー」ボタンを使います。結果としてミスなくコードが使用できます。

なお、LINE Tagを用いた計測でファーストパーティーCookie・ローカルストレージを利用すると、計測の精度が向上するのでぜひオンにしておきましょう。

3.コンバージョン計測のためのコードをページに貼り付ける

各種のコードを使ってコンバージョンを計測するためには、ランディングページやWebサイトのページごとに、コンバージョン計測をしたいページソース(HTML)に設置する必要があります。ベースコードはコンバージョン計測したいページにあるHTMLの<head>と</head>の中に貼り付けます。

続いて、コンバージョンを計測したいページソース(HTML)にコンバージョンコードを設置します。

下図のように、ベースコードの直下にコンバージョンコードを設置するようにしてください。

ベースコードとコンバージョンコードは一緒に使う必要があります。ベースコードが先にあれば、コンバージョンコードが遠くにあっても問題ありません。

そのため、コンバージョンコードは必ずベースコードの直下に貼り付けてください。

LINE広告のコンバージョン設定にはカスタムイベントコードも活用できる

「カスタムイベントコード」は、特定のページの訪問者に関する情報を使ってイベントごとにオーディエンスを作ったり、効果を測定したりするために使います。

コンバージョンコードと同じようにベースコードと一緒に設置してください。できるだけベースコードの下に設置するのが良いですが、ベースコードが先に読み込まれるような順番であれば、離れていても問題ありません。

 

ちなみに、「ベースコード+コンバージョンコード+カスタムイベントコード」の3つのコードを1ページに設置することもできますが、ベースコードは1ページに1つだけ設置することを推奨します。

LINE広告のコンバージョン設定が正しく機能しているか確認する

LINE Tagが正常に動作していなければコンバージョンは測定できません。

そのため、管理画面左上の [≡] > [レポートと計測] の [トラッキング(LINE Tag)] をクリックし、ステータスを確認してください。

 

ステータスが「利用可能」になっている場合、LINE Tagが正常に動いていることを意味します。どれかのページでLINE Tagがちゃんと動いているということです。

 

なお、「最終受信」はLINE Tagが最後に動いた日時です。そのため、特定のページでLINE Tagが正常に動いているかどうかを確かめたい場合は、そのページにアクセスした後に「最終受信」が更新されるかを確認してください。もし「最終受信」がページにアクセスした時間に更新されたら、そのページでLINE Tagがちゃんと動いている証拠です。

 

一方で、ステータスが「停止中」の場合、次のような理由が考えられます。

 

例えば、LINE Tagを設置したページにまだユーザーが訪れていない可能性があります。そのため、LINE Tagを設置したページにアクセスして、ステータスが変わるかどうかチェックしてみてください。正しく設置されていればステータスが「利用可能」に変わり、「最終受信」の日時が更新されます。もしステータスが変わらない、または最終受信が更新されない場合は、LINE Tagが正しく設置されていない可能性があります。

 

また、カスタムイベントコードをボタンのクリックで動作させるように設置している場合、ページを開いた時ではなく、そのボタンを実際にクリックして「最終受信」が更新されることを確認してください。

 

参考:【LINE広告】LINE Tagが正常に動作しているか(発火しているか)を確認する方法はありますか?

まとめ

今回は、LINE広告でのコンバージョンの設定方法について解説しました。

LINE広告の運用時には、まず3つのタグの使用方法をマスターし、正確な効果測定を行えるようにしましょう。LINE Tagの取得と設定方法は、LINE広告の効果を測る上で必要なスキルです。本記事を参考にぜひ、管理画面で設定してみてください。最後までお読みいただきありがとうございました。

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