【Google広告】リマーケティングとは?リマーケティングリストの概要から設定方法まで解説
「リマーケティングの設定の方法が分からない」
「リストの作成とは?」
「タグはどのように設置すれば良いのか知りたい」
このような疑問や、お悩みをお持ちではないでしょうか。
Google広告の「リマーケティング」とは、過去に広告主の商品やサービスに接点を持ったユーザーに、広告を配信する機能のことをさします。
広告主の商品やサービスを調べる=商品やサービスに興味を持っているユーザーの可能性が高いため、効率的に売り上げや問い合わせにつながる広告出稿方法として採用されていることが多いです。
本記事では、Google広告のリマーケティングの概要から設定方法まで画像付きで解説しています。リマーケティングをしたいけれど、方法が分からずに困っている方向けの内容のため、ぜひ参考にしてください。
※注意点※
Google広告では今後「リマーケティング」は「広告主様のデータ」という名称に変更される予定です。
目次
Google 広告のリマーケティング機能の概要
まずは、Google広告のリマーケティングの概要から確認します。
Google広告のリマーケティングとは、過去にオンライン上で自社と関わりを持ったユーザーに対して広告を出稿する機能のことです。
・自社サイトで商品を閲覧したことがあるユーザー
・ショッピング カートに商品を追加したが、購入しなかったユーザー
・自社サイトを訪れたことがあるユーザー
上記例のように、自社の商品やサービスに興味関心を持ったユーザーをターゲティングし、再度アプローチをすることで、効率的に成果につなげることが目的です。
Google広告のリマーケティングの確認と方法
Google広告のリマーケティングには、いくつかの種類があります。それぞれのリマーケティング方法を理解して、用途にあわせてリマーケティングを選択できるようになりましょう。
リマーケティングには下記の種類があります。
1、サイトの訪問者
2、動的リマーケティング
3、検索広告向け広告主様のデータ セグメント
4、YouTube ユーザー
5、カスタマー マッチ
1、サイトの訪問者
「サイトの訪問者」とは、過去に自社サイトを訪れたユーザーに広告配信を行うリマーケティング方法です。リマーケティングの種類のなかでも、一番標準的なリマーケティング方法と言えます。
自社サイトにタグを設置し、サイトに訪れたユーザーデータを収集してリストを作成します。
広告は、ユーザーがディスプレイネットワークのサイト(または、アプリ)を閲覧しているタイミングで配信されます。
2、動的リマーケティング
「動的リマーケティング」とは、ユーザーが過去に自社のサイト(または、アプリ)で閲覧した商品やサービスの情報を、広告に組み込んで配信するリマーケティング機能です。
ユーザーに合わせて、広告のクリエイティブが変わるため、よりユーザーにあった広告が表示され、購入促進や問い合わせなどの成果につながります。
3、検索広告向け広告主様のデータ セグメント
「検索広告向け広告主様のデータ セグメント」とは、過去に自社サイトを訪問したユーザーが、Google検索をおこなったタイミングで広告を配信するリマーケティング方法です。
ユーザーがGoogle検索をしている際に、自社製品との類似商品が広告で表示されることで、自社商品を思い出してもらうきっかけをつくります。
4、YouTube ユーザー
過去に自社のYouTubeで動画をみたり、YouTubeチャンネルを登録したりしたユーザーが、YouTubeやディスプレイネットワークを利用しているタイミングで、広告を配信するリマーケティング方法です。
5、カスタマー マッチ
自社で保有する顧客から提供された連絡先をアップロードして利用する、リマーケティング方法です。リストに記載のあるユーザーがGoogle にログインしているタイミングで、Google のさまざまなサービス上で広告を配信します。
Google 広告のリマーケティング機能設定手順
設定は下記3つのステップに分けられます。
「タグを設置する」
「リストを作成する」
「キャンペーンに紐付ける」
それぞれのステップで設定が必要なため、順に確認していきましょう。
ここでは、タグを使用してトラッキングを設定する方法を例にとり、紹介します。
Google 広告タグの取得と設置
Google広告タグをウェブサイトへ設置することで、ウェブサイトに訪問したユーザーのデータを収集できます。早速タグの設定方法を確認しましょう。
1)Google広告の右上にある【ツールと設定】から【オーディエンスマネージャー】をクリックします。
2)画面左上にある【データソース】をクリックし、Google広告タグ欄にある【詳細】をクリックします。
3)画面下部にある 【タグを設定する】 をクリックします。
4)タグを設定する項目で【タグを自分で追加する】 をクリックします。
5)【Googleタグ】 をコピーします。それをコピーしてウェブサイトのすべてのページに Google タグを追加します。
HTMLファイル</head>タグの直前に設置する必要があります。HTMLファイルの編集が自身では難しい場合は、専門部署へ依頼しましょう。
リマーケティングリストの作成
次は、リマーケティングリストを作成します。
6)Google広告の右上にある【ツールと設定】から【オーディエンスマネージャー】をクリックします。
7)【オーディエンス】をクリックし、青いプラスマークのアイコン(オーディエンスを作成)をクリックします。
8)【オーディエンス名】と、【広告主様のデータ】を設定します。
・オーディエンス名:リストの名前を「サイト訪問者◯月」のようにわかりやすくつけます。
・広告主様のデータ:リマーケティング対象を選択します。
「カスタムセグメント」
「選択したデータ」
「興味/関心と詳しいユーザー属性」
一般的なものは、「選択したデータ」で、すべての訪問者を選択する、ことですので、初回で選択項目に悩む場合は、こちらを選択するのがおすすめです。
9)【ユーザー属性】を選択し、性別や年齢、などの属性でリストの対象を仕分けます。
10)設定が終わったら、 左下にある【保存】をクリックします。
キャンペーンに紐付ける
タグを設置したサイトと、リストの作成、まで完成したら、最後にキャンペーンに紐付けていきましょう。
11)オーディエンスマネージャーで、キャンペーンに紐付けたいリストを選択します。
ここでは、すべての訪問者を選択します。
12)縦3つの点をクリックし、【次に追加】【キャンペーン】の順にクリックします。
【広告グループ】に設定したい場合は、【広告グループ】を選択します。
12)キャンペーン名をクリックして選択するとポップアップが表示されるので、【ターゲット設定】をクリックし、【オーディエンスセグメントを追加】をクリックします。
これで対象のキャンペーンにリストが追加されました。
リマーケティングを実施する広告キャンペーンを開き、リマーケティングリストを追加すれば、リマーケティングが実施されます。
Google 広告のリマーケティングの注意点
リマーケティングをする上で、いくつか注意点があるため確認していきましょう。
リストにアクティブユーザーがいるか確認する
”リマーケティング広告を表示するには、過去 30 日間にリストに登録されたアクティブ ユーザー数が 100 人以上に達している必要があります。リストに登録されていても、アクティブでない(オンラインで動きがない)ユーザーには広告を表示することができません。登録したユーザーをリストに保持しておく期間は、必要に応じていつでも調整できます。”
Google広告ヘルプより抜粋
上記のように、リストが溜まっていない場合は、リストのユーザーへのリマーケティング配信が不可となります。十分にデータが蓄積されていない婆は、モニタリングでキャンペーンの配信状況を確認しておき、リストにデータが溜まり次第、ターゲティングに変えてリマーケティングを開始する、という方法をとるのが良いでしょう。
リマーケティングがマイナスに働く可能性もある
リマーケティングは購入や問い合わせなどの成果につながりやすいとお伝えしましたが、必ずしもそうとは限らないと理解しておくことが重要です。
例えば、何度も同じ広告が配信された場合に、気になって購入する方もいれば、しつこい・見飽きたと感じ、自社の商品やサービスにマイナス印象を感じる方もいます。
イメージやブランディングが重要な商品やサービスの場合は、リマーケティングを仕掛けるタイミングもよく検討する必要があります。
クッキーレスでリマケの未来はどうなる?
クッキー(cookie)とは、ユーザーのパソコン上に保存されるファイルで、webサイトの閲覧履歴を保存しています。
”・Cookie には特定のウェブサイトでのユーザー設定が保存され、場合によっては、サイトへのアクセス方法やサイトでの操作内容をトラッキングするためにも使用されます。
・Google ではさまざまな用途に Cookie を使用しています。たとえば、リマーケティングと Google アナリティクスでは、広告の配信、無料商品リスティング、成果のトラッキングに Cookie が使用されています。”
Google広告ヘルプより引用
現在、Googleではプライバシー保護の観点から2024年にサードパーティ Cookie を廃止するとアナウンスがされています。サードパーティ Cookieは、ドメインをまたいでユーザーの行動を追跡することができるため、リマーケティングで重要な役割を果たしてきました。
このように、リマーケティング広告ではCookieが重要であり、このままでは2024年にリマーケティング広告の配信が難しくなることが予想されます。
クッキーレスで、リマーケティングに依存できないとなると、今後どのようなマーケティング手法を取り入れる必要があるのか、広告運用者は今のうちに検討する必要があります。
そのほかに利用できるターゲティングはないか検討する、サイトから直接発行されるファーストパーティCookieには影響がないためこちらを利用し、自社サイトに訪問した顧客データを活用する、など検討することで、成果を維持した広告配信を続けていきましょう。
まとめ:リマーケティングを有効活用して成果をあげよう
Google 広告のリマーケティングについて、過去に自社と関わりを持ったユーザーに対して、効果的に広告配信ができることが分かりましたね。
リマーケティングの設定は一見難しそうに見えますが、タグの設置→リストの作成→キャンペーンへの紐付け、と順に追って行けば難しくないです。
今まで難しそうと設定を後回しにしていた方は、ぜひこの機会に設定してみてください。
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