【Google広告】ショッピング広告の不承認とは?よくある不承認理由と対策について解説!

Googleショッピング広告
Googleショッピング広告の不承認とは?.png

「ショッピング広告が不承認になってしまい困っている」

「Google Merchant Centerの商品アイテムの修正方法がわからない」

 

このようなお悩みをお持ちではありませんか。

 

ショッピング広告は、Google Merchant Center側で登録した商品情報を使用するので、他のキャンペーンと不承認対応も異なります。商品アイテムが不承認になるとショッピング広告が配信されなくなってしまいます。事前に広告が止まった場合を想定して対処法を知っておくことで、不測の事態に備えましょう。

 

Google広告のショッピング広告で不承認になった場合の対応方法を知りたいとお考えの方は、ぜひご覧ください。

商品アイテムの不承認の理由

商品アイテムの不承認とは、Google Merchant Center側で登録した商品情報が、ショッピング広告の条件を満たさないと判断された状況のことです。

 

不承認の理由は複数あるので、よくある不承認理由を確認して対策しましょう。

ランディングページにアクセスできない場合

ランディングページにアクセスできない場合は、下記の不承認理由がGoogle Merchant Centerの商品情報ページに表示されます。

・モバイルランディングページにアクセスできません
・PCランディングページにアクセスできません

ランディングページにアクセスできない場合

”ランディング ページにアクセスできない場合は顧客の満足度が下がり、広告費用対効果も低下するため、Google ではランディング ページにアクセスできない商品を無効にしています。

 

Google がランディング ページにアクセスできるようになるまで、これらの商品はパソコンとモバイル デバイス向けのショッピング広告と無料商品リスティングには掲載されません。”

Google広告ヘルプより引用

 

このように、すべてのユーザーがランディングページにアクセスできない状態だと判断されると不承認となってしまいます。どのデバイス・場所・ブラウザからでもアクセスできるランディングページであるかをショッピング広告設定前に確認すると良いでしょう。

 

また、「ページが見つかりません(404)」のようなクロールエラーが原因の場合もあります。ランディングページが何らかの理由でサーバーにアクセスできない場合も、不承認判断されるため、常にアクセス可能な状態かも確認が必要です。

価格の不一致がある場合

商品のランディングページと商品アイテムで登録した価格が異なる場合、「値が一致していません[価格]」と判断され不承認と表示されます。

 

広告で確認した価格と、実際の購入ページの価格が異なった状態で表示されていた場合、広告をみてランディングページを訪れたユーザーは不信感を抱くでしょう。ユーザーが安心してショッピングができるよう、広告とランディングページの価格は一致している必要があります。

 

上記の理由で不承認と判断されたら、ランディングページの価格と商品ページの価格をあわせるだけで修正は完了です。ランディングページ側で価格を変更したら、商品ページの価格も再度合わせるように確認すると良いでしょう。

画像の修正が必要と判断された場合

 

画像の問題で不承認の場合は、下記のような不承認理由がGoogle Merchant Centerの商品情報ページに表示されます。

 

・画像がありません
・無効な画像です
・画像が小さすぎます
・像[画像リンク]でプロモーションのオーバーレイが発生しています

 

商品画像リンク [image_link]に画像を設定していない場合は、「画像がありません」という理由で不承認判断されます。該当の商品がはっきりと写った画像を設定した後、再審査で問題ないと判断されれば承認されるでしょう。

 

また、画像を設定しているが、さまざまな画像の要件を満たしていないために不承認となる場合もあります。例えば、「無効な画像です」「画像が小さすぎます」「画像[画像リンク]でプロモーションのオーバーレイが発生しています」などが挙げられます。

 

「無効な画像」と判断された場合は、Googleショッピング広告で許可されている形式(JPEG、WebP、PNG、GIF、BMP、TIFF)でアクセス可能な画像を再度指定することで対策しましょう。

 

「画像が小さすぎます」の場合は、大きな画像(800×800ピクセル以上)を選択する必要がありますし、「画像[画像リンク]でプロモーションのオーバーレイが発生しています」の場合は、商品画像に入っている宣伝文(ロゴや行動を促すフレーズ)を削除して商品の画像だけの状態で再登録する必要があります。

 

このように、画像の問題だけでも複数の理由で不承認判断となる可能性があります。どの理由で不承認と判断されているかは、Google Merchant Centerの商品情報ページで確認できるため、理由に沿って修正しましょう。

商品自体に問題がある場合

 

ランディングページにアクセスできない場合は、下記のような不承認理由がGoogle Merchant Centerの商品情報ページに表示されます。

 

・偽造品(不適切なコンテンツ)
・絶滅の危機に瀕している種を利用する行為
・攻撃的または不適切なコンテンツ(脅威または絶滅した種を利用)

 

上記に該当する商品は、ショッピング広告で利用ができないため、商品情報を削除する必要があります。商品自体が利用できないカテゴリに該当するので、修正して再登録しても承認されませんのでご注意ください。


なお、Googleのポリシーに違反している承認ではないが、誤って不承認判断されていると感じた場合は、Googleのサポートに問い合わせて確認をとるのも有効です。

固有商品に不備があると判断された場合

GTINやランド名などの、商品固有IDに不備がある場合は、下記のような不承認理由がGoogle Merchant Centerの商品情報ページに表示されます。

 

・「無効な値です[gtin]」
・「次の識別子がないため、パフォーマンスが制限されています: GTIN [gtin]、MPN [mpn]、ブランド [brand]」

固有商品に不備があると判断された場合

”可能な限り適切な商品 ID(GTIN、MPN、ブランド)を指定します。類似商品から値を作り出したり、推定したり、類似商品の値を指定したりしないでください。不適切な ID を指定した場合は、商品が不承認となることがあります。”

 

Google広告ヘルプより引用

 

GTIN(国際取引商品番号)がある場合は、番号が正しいかを確認のうえ、 GTIN [gtin]、MPN [mpn]、ブランド [brand]」の再登録を行います。

 

GTIN(国際取引商品番号)がない商品もあるため、ない場合はMPN [mpn]とブランド [brand]」が記入必須となります。

在庫状況が不一致の場合

ランディングページと商品情報の在庫数が一致しない場合は、「値が一致していません(ページクロール): 在庫状況 [availability]」という理由で不承認と表示されます。

 

「ショッピング広告では在庫ありとなっていたが、ランディングページでは在庫なしで購入できなかった」という事態を避けるために、Googleが在庫の不一致確認をおこなっています。ランディングページの在庫数を変更したら、商品情報にも随時反映させるようにしましょう。

不承認の商品アイテム情報を修正した後の対応手順

不承認理由に沿って、商品情報を修正してから広告が掲載されるまでの間に、みておくべきポイントを流れに沿って解説します。

1.フィードをアップロードする

フィードの商品情報を修正した場合は、再度フィードをGoogle Merchant Center へアップロードする必要があります。

 

手動アップロードの手順を説明します。

 

まずは、Google Merchant Center 管理画面の左側【商品】をクリックします。

不承認の商品アイテム情報を修正した後の対応手順

次に、フィードを【ファイルをここにドロップする】と記載された箇所にドロップします。

ファイルをドロップすると、【ファイルから商品を追加】が有効になるので、こちらを押して送信します。

不承認の商品アイテム情報を修正した後の対応手順

2.フィードアップロード後の結果を確認する

フィードがアップロードされると、再度商品情報の審査がおこなわれます。不承認と判断されていたものが解除されていれば問題ないですが、修正をしても再度不承認の場合もあります。アップロード完了後は、審査状況を追っておくのが良いでしょう。

 

不承認だった商品アイテムを確認し、不承認が消えていれば問題は解消されたと判断できます。

 

商品アイテムが不承認になることで起こるデメリット

不承認になってもすぐ修正できるので、何度不承認を繰り返しても問題ないとお考えの方は注意が必要です。ここでは2つのデメリットを紹介します。

 

まず1つ目は「機械学習」に影響が出る点です。Google広告では、AIを使用した自動入札が主流になりつつあります。自動入札には学習期間が存在しているのですが、広告が不承認になると学習期間がストップしてしまいます。学習期間中は配信が安定しないので、不承認が解除されて再度承認になった場合でも、すぐに広告が配信されない可能性があります。

 

次に2点目は、データの集計への影響です。広告運用では、日・週・月次と、配信実績のデータを確認することがあるでしょう。不承認を頻繁に繰り返していると、毎日配信されていた場合と比べてインプレッションやコンバージョンなどが集計・他の月と比較しづらくなります。

 

上記のことから不承認になっても修正が簡単なので問題ないと認識するのではなく、不承認と判断されないようにこまめに商品情報のチェックをするようにしましょう。

 

まとめ

今回は、Googleショッピング広告のよくある不承認理由と対処法について解説しました。

 

ユーザーが安心してショッピングができるように、商品情報とランディングページの一致はとても重要なポイントです。不一致が発見された場合は不承認となるため、不承認理由に沿って解消していきましょう。

 

なお、Googleショッピング広告の不承認の対応に関して疑問点や不安があるという方は下記からお気軽にご相談ください!

 

無料相談はこちら

 

運用型広告のコンバージョン獲得・増加なら
すべてZokujinにお任せください。

広告代理店選びならZokujin

こんなお悩みがあればご相談ください!

  • コンバージョンが獲れない

  • コンバージョンが増えない

  • Web広告を始めたいけどどこにお願いしよう

norihisa kimura
この記事を書いたのは
kimura norihisa

デジタルマーケティング

Web広告代理店(東証二部)にて数十社以上のコンサルティングを経験。現在は上場企業を含む企業のマーケティングのコンサルティング業務を担当。マーケティング上流から広告運用などの実務部分まで得意とする。