Google広告の広告審査とは?審査基準やよくある不承認理由を解説
「Google広告の審査にかかる日数を知りたい」
「Google広告の再審査の方法がわからない」
「Google広告の審査のポイントは?」
このような疑問やお悩みをお持ちではありませんか。
Google広告で広告を配信するには、必ず広告審査を通過する必要があります。審査には時間がかかるので、できれば一回で承認させたいものです。
本記事では、Google広告の広告審査で気をつけるポイントや、審査完了までの日数など、広告審査について事前に知っておきたい内容を紹介します。Google広告の審査について網羅できる内容となっているので、ぜひ最後までお読みください。
目次
Google 広告の審査とは
はじめに、Google広告の審査の仕組みや審査が完了するまでにかかる日にちを理解しましょう。
Google 広告の審査の仕組み
Google広告で作成した広告を審査にかける方法はとても簡単です。
広告の作成が終了した段階で、Google の AI による自動審査が開始されます。審査が終わると、承認・不承認の結果を管理画面にて確認することが可能です。
審査では、広告で設定した下記項目が審査されます。
・広告見出し ・説明文 ・キーワード ・リンク先(ランディングページや広告主の自社サイトなど) ・画像や動画 |
下記は「ユニクロ tシャツ」のキーワードで検索した際に表示された検索広告です。こちらの広告で設定された項目をみていきましょう。
見出し:クルーネックTシャツ(半袖) – ユニクロ公式
説明文:ユニクロのクルーネックTシャツ(半袖)のページ〜の部分
画像:広告と一緒に表示されている画像
リンク先:見出しをクリックすると表示される
キーワード:「ユニクロ tシャツ」で検索した際に表示される
上記5項目は主な審査対象のため、広告作成時にはポリシーや記載内容に問題がないかよく確認のうえ、自動審査にかけると良いでしょう。
また、Google広告の審査ですが、「自動審査」と人の手による「手動審査」がおこなわれています。これにより、より正確にGoogleの定めるポリシーに違反していないかを審査することができます。手動審査の対象はランダムのため、一度自動審査で通過した場合でも、その後の手動審査にて不承認と判断される場合があることも覚えておくと良いです。
承認された広告は、広告オークションで勝った場合に配信されます。
不承認の場合は、該当箇所を修正して再度審査にかける必要があります。広告ごとに審査が行われるため、広告が多いと大変に感じるかもしれません。このあとの記事でチェックポイントを確認して対策しておくと安心です。
Google 広告の審査日数
Google広告の審査終了までの日数は、通常1営業日以内です。
ただし、広告の確認に時間が必要な場合は、それ以上かかる可能性もあります。2営業日を過ぎても広告審査が終わらない場合は、Google広告窓口へ審査状況を問い合わせてみるのがおすすめです。
Google 広告の審査基準
Google広告の審査を通過するために、審査基準について理解しましょう。審査では、以下5つの項目を満たしているかがポイントです。
1)Google広告のポリシー
2)キーワードと広告の関連性
3)リンク先のページが適切か
4)誇張表現や過剰表現
5)Google広告の入稿規定
これら5つの審査基準について、それぞれ詳しく確認します。
1)Google広告のポリシー
Google広告のポリシーは、ユーザーが安全に広告を利用できるように設定されているガイドラインです。ポリシー違反と判断された広告は、不承認となり配信されません。
ポリシーは、以下の4つの分野で審査されています。
・禁止コンテンツ
偽造品や危険な商品やサービス、不適切なコンテンツ、不正行為を助長する商品など
・禁止されている行為
広告ネットワークの不正利用、不実表示、データの収集など
・制限付きのコンテンツと機能
性的コンテンツや著作権、アルコール、ギャンブル、ヘルスケアなどの制限
制限付きのコンテンツと判断された場合は、一部ユーザーや地域には配信されない
・編集基準と技術要件
リンク先の要件、あいまいな表現や正しい用途ではない単号や記号に関する基準
ポリシーで定められている内容は複雑なため、実際に広告を作成する時には以下リンクから確認しつつ進めると良いでしょう。
2)キーワードと広告の関連性
Google広告では、キーワードと関連性の高い広告が配信されるような仕組みになっています。キーワードと広告の内容が一致していない場合は内容が不適切と判断され、不承認となる可能性がありますので注意が必要です。
具体的に関連性が低い広告とは、設定したキーワードが見出しや広告文に含まれていない広告のことをさします。キーワードと広告の内容がかけ離れていると、審査に通らないので、関連性の高い広告を意識して作成することで通過率をあげましょう。
なお、関連性が高い広告は、上位表示の可能性も高くなります。広告作成の際には、キーワードが広告や見出しに含まれているかをチェックしてください。
3)リンク先のページが適切か
リンク先のランディングページや自社サイトの内容が適切で、正しく機能するかという点も審査されています。
・リンク先のページが重くて読み込みに時間がかかる
・404エラーなどのエラーが発生
・不正なリンク、安全ではないリンク(マルウェア感染など)
主に上記3点に該当する場合、審査に落ちる可能性が高いです。リンク先をクリックしてからすぐに開くか、エラーが出ないか、ウイルスに感染していないかを確認のうえ、リンク先の設定をおこなってください。
また、リンク先が設定したキーワードと関連性があるかも重要なため、キーワードがリンク先内に含まれているかも審査前に確認しましょう。
4)誇張表現や過剰表現
Googleは、ユーザーへ信頼性や透明性の高い広告をとどけることを重視しています。「誇張した表現」や「過剰な表現」は、信頼性を損なうものとして不承認となる可能性が高いです。
例えば、
「好きなものを食べて、誰でも必ず 1 か月以内に 5 キロ痩せる」
「がんに必ず効く」
「誰でも 1 か月以内に100万稼げる」
などがあげられます。
「健康と減量に関連する文言」や、「金融商品や資産の形成方法に関連する文言」に関しては、意図していなくても誇張表現を使ってしまっていたということも起こるので注意が必要です。見出しや広告文だけではなく、リンク先のサイトも審査対象となるので、全体を通して記載している情報はすべて根拠のある情報かを確認してください。
ユーザーの興味を引いたり、競合他社の広告と差別化を図ったりするために、ついつい過剰な表現を使いたくなることもあるでしょう。しかしこのような広告はユーザーの誤解を招くため不承認となります。商品やサービスについて提供できる正しい情報を記載することが重要です。
5)Google広告の入稿規定
Google広告では、使用できない文字や記号があります。
”Google では質の高いユーザー エクスペリエンスを提供するため、すべての広告、アセット、リンク先に対し高い職業基準および編集基準を満たすよう義務付けています。Google で許可される広告は、明瞭で洗練されており、関連性が高く有用で操作しやすいコンテンツにリンクしている必要があります。
内容、表現上の要件を満たしていない宣伝の例:
あいまいな表現(例: 「ここで商品を購入」)を使った一般的すぎる広告
単語、数字、文字、句読点、記号を人目を引く目的で使用した表現(例: 87 たば、は-な-た-ば、はな夕ば)”
Google広告より引用
入稿規定は細かいので全て覚えるのは難しいため、広告作成時に都度公式サイトを確認するのが良いでしょう。
Google 広告で審査に落ちるよくある理由
Google広告の審査で不承認と判断されるよくある理由は、以下2つです。
①商標に関する不承認
②句読点と記号に関する不承認
それぞれ詳細を確認していきましょう。
①商標に関する不承認
商標登録されている文言は、誰でも自由に広告に記載していいものではないため、商標権を所有していない方が文言を設定した場合、不承認と判断されます。
例えば、「競合他社の商標を広告に使用する」、「虚偽や誤解をまねく方法で商標を広告に使用する」場合、商標の使用ができません。
ただし、再販業者や情報サイトの広告の場合、商標を広告に使用する必要がある場合もあるでしょう。広告のリンク先(ランディングページ)が、商標に関する商品やサービスであり、販売促進・販売を目的としている、かつ下記の条件を満たせば商標の使用が可能と判断されます。
”・広告のランディング ページでは、商品やサービスの購入方法を明確に示し、商品やサービスに関する商業上の情報(料金、価格など)を表示する必要があります。
・また、広告主が再販業者または情報サイトの運営者であるかどうかを、広告とランディング ページ内で明確にする必要があります。
・商標が使用されている広告のランディング ページが、商標に関連する商品やサービスの詳細情報、または商標に関する検索結果のインデックスの提供を主目的としている
・商標が、通常の意味において記述的に広告で使用されている”
Google広告ヘルプより引用
または、商標権所有者が第三者による使用許諾リクエストフォームに記入し送信することで、使用許諾リクエストに記載したGoogle広告アカウントを承認することもできます。
②句読点と記号に関する不承認
入稿規定のなかでも、句読点と記号で不承認と判断されることが多いので事前に確認しておくことをおすすめします。
・広告見出しでの感嘆符(!)
・句読点または記号の繰り返し
・本来の意味と異なる記号(例:「@ home」のように「at」の意味で使用する「@」)
・標準的でない記号や文字(例: アスタリスク(*))
・箇条書きや省略記号
・記号や数字の過剰使用(例: 花 87、花 HANA、花!!!、*花*束*、は。な。た。ば。)
・広告文での複数の感嘆符または疑問符
・絵文字、半角カタカナ
なお、商標やブランド名に記号や句読点が使用されている場合は、再審査を行いましょう。句読点や記号の使用が本来とは異なる用法であっても認められる場合があるからです。
Google 広告の審査状況の確認方法
”審査を通過した広告はステータスが「有効」に変わり、掲載が開始されます。審査でポリシー違反が見つかった広告はステータスが「不承認」に変わり、どこにも掲載できなくなります。この場合、広告主様には、ポリシー違反があった旨とご対応方法についてのお知らせが届きます。”
Google広告ヘルプより引用
審査状況は以下の手順で確認できます。
1.「Google広告」にログインします
2.左側のメニューから【広告と広告表示オプション】をクリックします
3.広告の一覧が表示されるので、【ステータス】欄で審査状況を確認します。不承認の広告がある場合はステータス欄に不承認と記載されます。
4.不承認の箇所にカーソルをあわせると、ポップアップが表示されます。不承認理由が記載されているので、該当箇所を修正して広告を保存すると、再度自動的に審査が始まります。
なお、不承認の修正箇所が広告ではなくリンク先の文言などの場合、リンク先を修正しただけでは再審査が始まらないため、この後紹介する方法で再審査を行ってください。
Google広告で審査に落ちたときの対処法
再審査の方法を2つ紹介します。
①広告を編集して再審査する方法
審査に落ちた原因が広告見出しや広告文、画像などであれば、広告の修正を終えて【保存】を押すと、自動的に再審査におくられます。
②広告を編集せずに再審査する方法
1.「Google広告」にログインします
2.左側のメニューから【広告と広告表示オプション】をクリックします
3.広告の一覧が表示されるので、【ステータス】欄で審査状況を確認します。不承認の広告がある場合はステータス欄に不承認と記載されます。
4.不承認の箇所にカーソルをあわせると、ポップアップが表示されます。ポップアップに【再審査請求】のリンクがある場合は、クリックします。
※再審査請求のリンクは全ての不承認に対して表示されているわけではありません。
5.【再審査請求の理由】を入力し、【判定に対して異議申し立てを行う】または【ポリシーに沿って変更を実施した】のいずれかをクリックします。
6.再審査する広告を選択し、【送信】します。
以上が、再審査の手順です。
なお、上記を行っても再審査になる場合は、Googleサポートに問い合わせて再審査をするのも有効な手段です。自動審査では何度審査しても不承認続きだとしても、個別に問い合わせることで人の目による審査が行われ、承認される場合もあります。
Google 広告の審査基準を理解することが審査通過のポイント
Google広告の審査は、複雑で確認項目も多いです。ユーザーへ信頼できる情報を提供することを念頭において広告作成をするよう心がけると、誇大表現や過剰な記号の使用、根拠のない情報の記載などの理由で不承認は自動的に減るでしょう。
また、不承認と判断された場合でも再審査ができるので安心です。不承認理由に沿って修正を加えて再審査をすれば承認される可能性もありますので、ぜひ諦めずに再審査をしてみてください。
なお、Google広告の審査について不安や疑問がある方には、無料相談も行っております。お悩みの方は、ぜひお気軽に無料相談にお申し込みください。
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