Google広告「広告の透明性について」とは?|開示される情報や確認方法まで解説!
Google広告は、2023年3月29日に「広告の透明性について」(Ads Transparency Center)の提供を始めました。
これは、ユーザー自身が信頼できる広告を簡単に判断できるように、十分な広告情報を提供することを広告運用者に求める取り組みです。
本記事では、「広告の透明性について」(Ads Transparency Center)の概要と確認方法を紹介します。画像つきで表示箇所と確認手順を解説しているため、この機会にしっかり理解しておきましょう。
目次
「広告の透明性について」の概要
「広告の透明性について」の提供開始により、ユーザーは、Google検索・YouTube・ディスプレイ広告で表示される広告情報の詳細を、簡単に把握できるようになりました。
まずは、「広告の透明性について」(Ads Transparency Center)で開示される項目と、どこで設定した項目が反映しているのかについて確認していきましょう。
開示される項目
「広告の透明性について」(Ads Transparency Center)で開示される項目は下記の3点です。
1.広告主が過去に掲載した広告
2.特定の地域で表示された広告
3.広告が最後に掲載された日や広告フォーマット
実際の具体例を確認しましょう。
※ここでは、アマゾンジャパン合同会社の広告の透明性についてを例として引用しています。
引用:広告の透明性について
画像の①から④では、下記項目が確認できます。
①地域・・・指定した国で表示されている広告を確認できる
②フォーマット・・・画像、テキスト、動画から選択可能
③所在地・・・広告主の所在地が表示される
④掲載履歴・・・広告主が過去に掲載した広告を新しい順に確認できる
「広告の透明性について(Ads Transparency Center)」で所在地や過去に掲載した広告を確認することで、ユーザーは広告が信頼できるものか否かの判断ができるようになります。
Googleの適格性確認プログラムで提供された情報を使用
広告主の身元や所在地に関する情報は、「広告主様の適格性確認プログラム」で提出したものが使用されています。
”新規および既存のどちらの Google 広告アカウントもこのプログラムの対象になります。確認プログラムを完了するには、広告主様の正式名と住所が記載された公式文書を提出していただく必要があります。”
Google広告より引用
「広告の透明性について」の確認方法
広告フォーマット別の開示方法を解説します。
検索広告の場合
Google検索画面にて、広告見出しの右隣にある縦3つの点「・・・」をクリックします。
アイアドセンターがポップアップ表示されたら、この画面で広告主の正式名称と所在地を確認します。
「他の広告を表示: この広告主が Google を使って配信した広告」の記載をクリックして、「広告の透明性について」画面に移動します。
こちらの画面で、過去30日間に掲載した広告を確認することができます。この時表示されるのは、承認済みの広告のみです。
過去の掲載広告を確認すると、どのようなカテゴリの商品や情報を宣伝している広告主か判断しやすくなります。ユーザーは自分のニーズを満たしてくれる広告主か把握したうえで、購入や申込みなどを行うことができる点が特徴です。
ディスプレイ広告の場合
ディスプレイ広告の場合では多くの場合、画像右上に表示される【AdChoicesアイコン】をクリックし、【この広告について】を選択します。
その後、表示された画面で広告の詳細情報を確認しましょう。
YouTubeの場合
YouTube動画の視聴前や視聴中に表示される広告についても、広告情報を確認することが可能です。
上図のように左下の情報アイコン、またはその他アイコン(縦3つの点)をクリックすることで、マイアドセンターのポップアップが開きます。
その後の操作方法は、Google検索画面と同じです。
「他の広告を表示: この広告主が Google を使って配信した広告」の記載をクリックして、「広告の透明性について」画面に移動します。移動した画面にて、過去の掲載履歴を確認することができます。
「広告の透明性について」の提供によるメリット
広告の透明性についてが提供されることで、ユーザーと広告運用者の両者にとってメリットがあります。今回は2つのメリットをとりあげて紹介します。
広告の信頼度を高めることができる
広告の配信に置いて、いかにユーザーに信頼してもらえるかは重要です。
「広告の透明性について(Ads Transparency Center)」機能では、Google検索、YouTube、ディスプレイ広告に表示されているアイコンをクリックするだけで、過去に掲載した広告や、広告主の正式名称などの確認が可能です。
広告からでは、広告主が信頼できるか否かを判断するのは難しく、気になる広告があったとしても、申込や購入を躊躇するユーザーも少なくありません。
ですが、「広告の透明性について」では、ユーザー自身が信頼できる広告主かを簡単に確認できるようになりました。これにより、広告主側も広告の信頼度を主張しやすくなったと言えるはずです。
クリックする前に広告主の情報を確認できる
「広告の透明性について」が提供される前は、Google検索でキーワードを入力し、対象の広告一覧を確認するだけでは、広告主が信頼できるか判断する材料がありませんでした。そこで、ユーザーは広告をクリックした先のウェブサイトなどから広告主情報を調査し、信頼性のある広告かを判断する必要がありました。
ですが、「広告の透明性について」の提供開始後は、広告をクリックすることなく広告主の情報を確認することができます。より簡単にスムーズに、信頼できる広告かユーザー自身で調査できるようになったという点が大きなメリットです。
また、信頼できると判断してもらった上で広告をクリックしてもらえる仕組みは、見込み客ではない層からのクリック抑制につながるため、広告運用者側にとってもメリットといえます。
まとめ:Google広告の「広告の透明性について」を活用しよう
Google広告の「広告の透明性について(Ads Transparency Center)」では、過去に掲載した広告や、広告主の正式名称、所在地などがパッとひと目でわかるようになっています。
掲載履歴や所在地などがユーザーに公開されている点について正しく把握し、日々の広告運用にお役立てください。
もし「広告の透明性について」に関して疑問点や不安があるという方は、下記からお気軽にご相談ください!
無料相談はこちら
運用型広告のコンバージョン獲得・増加なら
すべてZokujinにお任せください。
こんなお悩みがあればご相談ください!
-
コンバージョンが獲れない
-
コンバージョンが増えない
-
Web広告を始めたいけどどこにお願いしよう