【必見】リスティング広告会社選び方10選

リスティング広告
リスティング広告会社選び方10選

こんにちは、きむら(@zokujin_kimura)です。

 

今リスティング広告会社を探してたり、代理店変更を検討されてる方向けに、長年、リスティング広告会社側にいる私がリスティング広告会社の選び方を解説します!

 

リスティング広告とは

リスティング広告とは、ユーザーが検索エンジンで検索したキーワードに連動して広告が表示される広告です。 顕在層に広告を表示できるためすぐに成果が出やすく、マーケティング手法の王道の施策となっています。 

 

日本では、Google 広告やYahoo!広告(旧称:Yahoo!プロモーション広告)が代表的となりますが、最近ではMicrosoft広告として検索エンジンBingにも出稿することができます。

 

 Google広告とYahoo!広告、Microsoft広告どれも同じようにリスティング広告を出稿できますが、最大の違いは掲載先です。 

 

Google広告の場合はメインはGoogleの検索結果ページと提携サイト上に掲載され、Yahoo!広告の場合、メインはYahoo!JAPANの検索結果ページと提携サイト上に広告が掲載され、Microsoft広告ではBingの検索結果ページに掲載されます。

 

また、各媒体によって利用しているユーザー層に違いがあるため、 広告する商品によってはGoogle広告の方が成果が良いことや、Yahoo!広告の方が成果が良いことがあります。 課金形式は広告がクリックされると費用が発生する仕組みとなり、 興味がない人=クリックしないと考えると無駄な費用がかかりにくい広告です。

SEOとの違い

リスティング広告とSEOの違いは大きく2点です。

有料か無料か

自然検索は広告ではないので、サイト上に表示されたり、クリックされたりしても費用が一切かかりません。リスティング広告はクリック課金制度を採用しており、広告がクリックされるたびに費用が発生します。

 

コントロールがしやすいか、しにくいか

リスティング広告は、キーワードの入札価格や広告の品質によって広告順位が付けられて表示されるため、お金を払えば検索結果の上部に表示させやすい施策です。

 

一方、SEOは検索エンジンのアルゴリズムによって順位付けされ表示される自然検索枠です。上位に表示させるためには、検索ユーザーが満足するような情報を提供している、という検索エンジンからのお墨付きをいただく必要があり、費用をかければ上位に表示できるというものではないのです。

 

昨日まで上位に表示されていたのに、今日は順位が急激に下がってしまった。ということも多々あります。

リスティング広告のメリットは?

顕在層に広告を表示することができる

欲求があるタイミングに広告を表示することができる事がリスティング広告の特徴です。検索という行動は、その検索キーワードに関する情報を知りたい・買いたい・使いたいという欲求が裏側に存在します。

 

既にニーズがあり、タイミングも合っている人に対してだけ広告を出すことができるため、高い広告効果が期待できる施策です。

 

すぐに広告出稿ができる

最短当日中でも、広告出稿ができてしまうスピード感もリスティング広告の大きなメリットです。

 

広告のクリックした飛び先のウェブページさえあれば、Google広告やYahoo!広告に登録してキーワードの設定や広告文を作成し、広告審査後すぐに出稿することが可能です。各種設定を済ませたら、対象のキーワードで検索結果の上部に表示させることができるため即効性が高く、スピード感をもって集客していきたい方には非常におすすめの施策となります。

 

また、成果が悪ければすぐに全ての広告出稿を止めることも可能です。

 

リアルタイムで数値が確認でき、費用対効果を改善していくことが可能

各検索エンジンが提供しているリスティング広告サービスは、多少のラグはありますが管理画面からリアルタイムの現状(数値)を把握することができ、キーワードごとの表示回数、クリック数やクリック率、コンバージョン数など詳細まで確認できます。

 

そのため費用対効果が悪いキーワードは削除し、成果の良いキーワードだけを残すなどの運用調整ができるため、費用対効果を上げる改善ができる施策となります。

リスティング広告のデメリットは?

運用できる人が必要

リスティング広告を運用できる人が必要になるのはデメリットといえます。リスティング広告は少なからず誰かが設定しなければ始まらない部分もあり、人的リソースが発生します。

 

現在AIなどの活躍で人間がやらなくても良いことは増えていますが、AIをうまく活用しリスティング広告の成果を上げるためにはやはりリスティング広告を運用できる人が必要となります。

検索数に上限がある

特定のキーワードでもっと広告を出したいと思っても、特定のキーワードには検索数に上限があるため、これ以上配信できないという状況が発生する場合もあります。

 

この場合の対処法はキーワードを広げる形となりますが、費用対効果が良いキーワードがたくさん見つかるわけでもないので、SNS広告などの他施策も検討していきましょう。

リスティング広告の相場は?

リスティング広告の手数料の相場は、広告費の20%が相場です。パーセンテージのFee制ではなく広告費に応じて定額料金を定めているリスティング広告会社もありますが、多くは広告費の〇〇%が手数料として費用がかかる形態が多いです。

 

中には、広告費の10%など安さを売りにしているリスティング広告会社もありますが、上述した通り安ければ良いものではないため、求めている成果が出せる会社に依頼しないと意味がない点は忘れずにいてください。また、初期費用やランニング費用がかかる場合もあります。ただ、初期費用やランニング費用は何を行う費用かを明確にし、その実施事項に価値があるかを確認しましょう。

 

また、広告費用の相場はクリック単価制なので様々ですが、30万前後から始める企業が多いです。

リスティング広告会社選び方10選!

ここから本題ですが、安易にリスティング広告会社を選び失敗する企業がたくさんいるので気をつけて失敗しない会社選定をしましょう。

①御社のビジネスモデル・状況を理解しているか

リスティング広告会社、または担当者が、ちゃんと御社のビジネスモデルや市況感を理解しているかを確認しましょう。

 

よく、リスティング広告会社にKPIを達成してもらうことを要求することがあると思いますが、KPIは達成しててもKGIを達成できていないと御社のビジネスは成り立たないと思います。例えばCV(無料会員登録)はたくさん穫れるが、その先の有料会員にはつながらないキーワードに費用を寄せてしまう。

 

このようなリスティング広告会社だと、広告管理画面上で見えるKPIの数値しか見ずに運用を行うため、KPIのその先の数値は最適化が図れません。

 

その結果「リスティング広告は費用対効果が合わないから辞める」なんてことになってしまうこともありますが、本当は費用対効果を合わせることが可能なのにKPIしか見ていない運用のためリスティング広告は費用対効果が合わない施策だと判断してしまうという機会損失が発生してしまう可能性もあります。

 

これはもったいないですよね。そうではなく、ビジネスモデル・御社事業の方向性などを理解し、KPIのその先のKGIまで最適化を図れるリスティング広告会社を選びましょう。

②PDCAをしっかりと回せるか

ちゃんとPDCAを回せるかを確認しましょう。

 

リスティング広告は、日々数字に向き合いPDCAを回すことで成果が良くなっていく広告施策だからです。ですが、実際に取引してみないとわからない領域のため、実際に取り組みが始まる前にPDCAを回せるか見極めるのは難しい部分でもありますので以下2点を確認して、見極めてください。

提案内容に運用方針が入っているか

提案内容に運用方針がなくリスティング広告の紹介のみだけだと、場当たり的にリスティング広告を運用されてしまう可能性があります。

 

どのような戦略・戦術を設計し運用していくかを提案段階で提案してくれるリスティング広告会社は未来をみて全体設計をしているため、しっかりとPDCAを回せる会社と思えます。

実際の他顧客への報告書を確認

報告書をみて、他の顧客にどのような報告を行っているかを確認するとPDCAの回し方が見えてきます。

 

例えば、定例の報告書に改善案の提案があるか。週次報告などのやり取りに改善の内容が入っているかなどを、リスティング広告会社が開示してくれる範囲にはなりますが、実際のやりとりに改善案があるか確認をするだけでもリスティング広告会社選びの失敗する確率を下げることが可能です。

 

数値だけしかない報告書などは要注意のため具体的にどのような改善案を提案したかなど深堀って質問をしてください。

③広告管理画面の共有が可能

広告管理画面の共有が可能か確認しましょう。

 

リスティング広告を実施する際、Google広告・Yahoo!広告のどちらも御社用の広告アカウントの開設が必要となります。この管理画面というものは、広告運用者がキーワードを入稿したり、入札単価の調整、予算配分のコントロールなどを実際に行うものです。その管理画面を御社でも閲覧が可能な状態にしてくれるかを確認しましょう。

 

理由は、透明性を担保するためです。極端な話ですが、報告形式が報告書のみだと数値をいじることも可能です。

 

また、御社側でもしっかり運用しているのかもわかってしまうため、管理画面の共有を受けることでリスティング広告会社と良い緊張感を持って取引することが可能です。

 

中にはノウハウがバレてしまうから共有できない。という会社もありますが、透明性の担保・良い緊張感のある取引にするためにも、管理画面の共有が可能な会社がおすすめです。

④上限予算まで必ず使い切るか

多くのリスティング広告会社は最低発注金額を設定しています。費用対効果が合っていないのに広告費を最低発注金額までは使用しなければいけない。などの縛りがあるか事前に確認しましょう。

 

費用対効果が合っていないのに契約条件のせいで広告垂れ流しは割けたいですよね。費用対効果が合っていないのであれば最低発注金額まで使い切らなくても良いような、ある程度柔軟なリスティング広告会社と取引することを推奨します。

 

リスティング広告会社の社員の評価軸として、広告配信金額に伴いリスティング広告会社の営業担当や運用担当の成績が上がる企業が多いので、自分の成績のために費用対効果は合っていないが広告費を垂れ流しにするような企業・担当は、この先ずっと自分主体の仕事をするでしょう。

 

そもそも費用対効果が合わない時点で少々問題もあるかも知れませんが、今現時点で費用対効果が合っていなくても、費用対効果を合わせるために改善活動次第では、費用対効果を合わすことができることもあります。

 

なので今は、一次広告を停止して課題を解決してから広告をやりましょう。と言ってくれるような企業がおすすめです。

⑤運用手数料が妥当か

リスティング広告会社への手数料は、広告配信費の10%〜25%という契約がよくある形でます。

 

だったら、安いほうが良いと思われる方もいらっしゃると思いますが、手数料が安いからといってリスティング広告会社を決めてはいけません。安くても成果をあげられないのであれば、依頼している価値がないためです。

 

安い手数料で発注だけもらい実際には運用せずほとんど放置しているだけのリスティング広告会社もいまだに存在するようです。そのため手数料の範囲で何をどれくらいまでやってくれるか、成果が出せそうかを提案段階でしっかりと確認しましょう。

⑥顧客窓口の担当者が優秀

リスティング広告会社の顧客窓口担当が優秀かどうかで広告の成果が変わるため見極めましょう。

 

なぜならば、リスティング広告会社の顧客窓口担当とはプロジェクトの舵切り役だからです。御社を理解し進む方向を決める顧客窓口担当が御社のことを理解できておらず、導く方向を間違えてしまうと、御社が求めている成果もあがりにくいです。

 

もちろん窓口担当だけでなく、広告運用者が優秀かも重要ですが他のメンバーが優秀でも進む方向が誤っていると御社が求めている成果を出せないことがありますので、御社の方針を理解した上で関係各所の調整をしてくれる人の力量も大切な要素になります。

 

リスティング広告会社によっては運用者が顧客窓口も実施する場合がありますが、こちらは舵切りという面ではコミュニケーションコストが下がるためメリットがあります。

⑦スピード感があるか

全ての仕事にもおけると思いますが、スピード感があるかかを見極めましょう。

 

日々の改善を行いPDCAを回すことが必要なリスティング広告ですが、PDCAを回すスピードによって、より効率よく費用対効果を上げることが可能です。なぜかというと、スピード感があると成果が悪い状態で広告出稿を行う期間が短くなり、成果が悪い状態で発生する費用が少なくなるためです。

 

スピード感の見極め方としては基本的に後手に回っていないかを確認しましょう。こちらも一緒に仕事をしてみないとわかりにくい部分なのですが見極める一例をあげておきます。

・日々のコミュニケーション速度が早い

・提案内容がリスティング広告だけの話ではない。リスティング広告だけでなくWebサイトやランディングページ、マーケティングの上流部分の話があるなど。

 

遅くてプラスなことはないのでリスティング広告会社の選定段階でスピード感を確認しましょう。

⑧リスティング広告以外の提案もあるか

スピード感と似ていますがリスティング広告以外の提案もあるか確認しましょう。

 

リスティング広告を実施する理由は、売上を上げる・CVを獲得するという目的が多いかと思います。そのため、売上が上がれば・CVが獲得できれば、リスティング広告以外でも良いのです。例えばサイトを改善してCVRをあげましょう・Facebook広告もやろう!など、御社の要望にあった提案をどしどしくれるところに頼みましょう。

 

ベターなのは、御社から要望を言わなくても提案してくれる会社です。とはいえ、発注後新しい提案をくれるかどうかは、取引してみないとわからない部分ではあるので、こちらも事前に少しでも把握するために、他顧客への報告書などに、新規施策の提案があるかなども見てみましょう。

⑨認定代理店・資格などには騙されないように

認定代理店・資格などには騙されないようにしましょう。

 

Google・Yahoo!からの認定代理店や、Googleが用意しているテストを受けると認定資格を獲得できる制度が存在します。もちろん、認定代理店や資格をもっていることにデメリットはないのですが、そこだけで判断してはいけません。

 

認定代理店も資格保有者も多数存在するのが実情のためです。むしろ、認定代理店や資格をもっていなくともとても優秀な会社や担当者がいることも多々あります。

⑩担当者のリソース状況

メインで担当してくれる担当者のリソース状況を確認しましょう。

 

営業担当者・広告運用者が現在どのくらいの広告主を担当しているか?というのは、営業担当者・広告運用者がどこまで手厚く対応することが出来るのかの目安となります。

 

仮に100社対応している担当者だとあまり手厚く対応はしてくれないでしょう。目安は、10〜15社以下と考えると良いかと思いますが、社数だけでは一概に把握できない部分もあるため、どれくらいの予算規模かも確認できると良いかと思います。

 

基本的には予算額が多ければ多いほど手厚い対応をする必要が発生するため、予算規模が大きな案件ばかり対応しているのであれば5社以下が目安になるかと存じます。

さいごに

いかがでしたでしょうか?効果が上がりやすいリスティング広告ですが、誰が運用するかで効果が変わることが多々あります。

 

ぜひ本記事の選定方法を参考にいい会社に出会い、売上をあげてください!

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norihisa kimura
この記事を書いたのは
kimura norihisa

デジタルマーケティング

Web広告代理店(東証二部)にて数十社以上のコンサルティングを経験。現在は上場企業を含む企業のマーケティングのコンサルティング業務を担当。マーケティング上流から広告運用などの実務部分まで得意とする。