失敗しないWebマーケティングの始め方|何からやろう?が解決します。

マーケティング
Webマーケティングの始め方

こんにちは、きむら(@zokujin_kimura)です。

 

今更かもですが、Webマーケティングの始め方の記事を書いてみました。

 

ここ最近手段の話が多いなあと思ってて、もっと大事な部分があるでしょう。ということで書きました。本記事は、Webマーケティングの始め方という記事ですが、デジタルマーケティングも大きくは変わらないのでみてみてください。

 

ちなみに約1万2000文字なので長いです。がんばってください。(笑)

 

でも、普段お客様を支援している内容とあまり相違ないので、これからWeb・デジタルマーケティングを始める方のバイブルになってくれれば!と思います。

 

では、本編へどうぞ。

Webマーケティングとは

Webマーケティングとは、Webサイトを利用して購入やサービス利用者の集客を行うマーケティング手法の一つです。

 

Webマーケティングの手法や施策は多く存在します。

 

例えば、Webサイト訪問者を増やすためのWeb広告・SEO対策・SNS更新や、Webサイト訪問ユーザーの購入率を上げるためのアクセス解析・CVR改善・Web接客など数えきれないほど多くの手段が存在します。そして技術の発達もありどんどん手段が増えていくので変化が激しい業界とも言えます。

 

最近ではデジタルマーケティングという言葉もありますが、やりたいことは結局は一緒でWebやデジタルで集客していくことになります。

Webマーケティングを行うメリット

そもそもですが、Webマーケティングのメリットをご紹介します。改めてメリットを確認した上で、御社はWebマーケティングを実施した方が良いかなど参考にしてください。

メリット1 商圏が広がる

Webマーケティングは、お客さんのパイが増える事がメリットの一つです。店舗を構えるビジネスと異なり、インターネットに接続できる人なら御社のホームページに訪れることが可能なため、商圏という概念が薄れ、多くの人がお客さんになりうると考えられます。

 

これまで地域密着だったのが日本全国・海外にも。夢が広がりますね。

メリット2 勝ちパターンに絞って投資できる

Webマーケティングでは、効果がデータとして可視化され、適宜修正や調整がしやすいことが特徴です。データを基に、修正・調整ができるので、はやく施策の勝ちパターンが見つかりやすい環境といえます。

 

というのは、例えば店舗を構えて街の看板に広告を出した場合「やっぱり店の看板のキャッチコピーAよりBの方がよかった」「やっぱり看板広告のデザインはCよりDの方がよかった」などやっぱりこうした方がよかった。ということが起きます。

 

もちろんWebマーケティングでも同じことが起きますが、店舗やオフラインのマーケティングに比べてWebサイトの微修正やWeb広告のバナー・広告文を修正することが簡単です。

 

そのため、ABテストが柔軟にできるので、御社のお客さんにはどんな施策・訴求の効果が良いかを検証し、その上で勝ちパターンに絞って投資することが可能なのです。

 

スモールスタートから始めて、最短で勝ちパターンを見つけ、投資判断できることがメリットと言えます。

 

やったらやりっぱなしではなく、やったことの効果を検証し勝ちパターンに絞って投資していけるので失敗は防げそうですよね。

メリット3 利益率が上がる可能性がある

Webサイトが資産化すると、少ないランニングコストで継続した集客が可能となります。そのため集客コストが減るので、利益率が上がると言えるでしょう。

 

また、メリット2と類似しますが、勝ちパターンに投資を絞ることができる点も無駄な集客コストが減るため集客コストが下がると言えます。

メリット4 集客の属人性を軽減できるから集客が安定する

Webマーケティングが軌道にのるとWebサイトが集客してくれるので、集客面での属人性が軽減され集客の安定化に繋がります。

 

なぜなら、人による営業活動がメインのBtoB企業やBtoCでも訪問販売などがメインで集客が成り立っている場合は、TOP営業パーソンが退職したら売上が下がることや、ノウハウが属人化していて業務が滞ることがあるため、集客や顧客満足度に影響が発生し売上が下がる可能性があります。

 

従業員の力によって売上が上下してしまうため集客や経営が不安定な状態と言えます。

 

しかし、Webマーケティングが軌道に乗ると人間による接客や商談がなくても購入してくれるユーザーが生まれたり、商談相手がWebサイトを見て商品に興味を持ち資料請求や問い合わせしてくれるので、エース営業じゃなくとも一定の受注率を担保できる可能性があります。

 

そのため、Webマーケティングを活用し集客の属人性を軽減することで集客・経営が安定すると言えます。経営層は、本当にホッとすると思います。笑

Webマーケティングのよくある失敗例

ここまで読んで頂き、Webマーケティングってメリット性が高いな〜と思った方が多いのではないでしょうか?

 

メリット性が高いWebマーケティングですが、とりあえず始めてうまくいくわけではございません。とりあえず始めて、ちゃんと失敗する企業様がいらっしゃいます。

 

ここからは歴史に学べということで、みなさんが失敗しないようによくある失敗例をご紹介しますので、ぜひ同じ失敗を起こさないようにしてください。

失敗例① サイト訪問者が少ないのに「サイト訪問者作り以外」から始めてしまう。

失敗例①は、まずはサイト訪問者を集めましょう。という内容です。

 

失敗例①をリアルの小売店に置き換えると、来店者が少ないのにポップのデザインを変えたり、メニュー表の改善ばかりやってしまうような状態です。

 

当たり前ですが、まずは来店者数を増やさないと売上は上がりませんよね。

 

Webマーケティングも同様でWebサイトのデザインや顧客管理ツールの導入など、サイト訪問者を増やす施策以外の事にリソースを投下してしまい結局サイト訪問者がいないから今やることじゃなかった・・・。となることがあります。

 

ぜひ、気をつけてください。結構あるあるな失敗例です。

失敗例② 受け皿が整っていない

失敗例①はサイト訪問者が少ないのにサイト訪問者作り以外にリソースを投下してしまう失敗例でした。

 

失敗例②はその逆です。

 

サイトに訪れてきてくれる人はある程度いるが受け皿であるWebサイトがイケてなさすぎて購入・サービス利用に至らない。という失敗例です。

 

こちらも店舗ビジネスに置き換えると、人通りが多く外観がきれいなビルの1階にお店を構えたが、ドアを開けるとめちゃくちゃ汚い。商品の陳列がぐちゃぐちゃでどこに何があるかわからない。店員さんの接客が悪い。などなど、という状態です。

 

まあ、買わないですよね。

 

Webサイトも同様で、ググったら検索結果の上の方に出てきた御社のサイトをクリックしたが「サイト開くのが遅すぎる」「サイトが古臭い」「知りたい情報が乗ってない」とストレスを感じたらユーザーはサイトを見るのをやめてしまいます。

 

みなさんも身に覚えがあるのではないでしょうか?

 

サイト開くの遅い、もう見るのやめよ。ってこと。

失敗例③ 商品とサイト訪問者にズレが発生してる

失敗例③は、サイト訪問者も多く受け皿も整っているが購入・サービス利用に繋がっていないパターンです。

 

失敗例①と②どちらにも該当しませんが、店舗で例えると、富裕層をターゲットにした高級腕時計屋さんに、一般的な層のお客さんばかりが来店してしまっている状態と言えます。

 

売っている商品と来店してるユーザー層にズレが生じているので高級腕時計はあまり売れないでしょう。

 

Webサイトも同様なので、どんなユーザーがWebサイトに訪れてくれてるか気にかけてください。

失敗例④ 成果地点のハードルが高い

失敗例④は、サイト訪問者の量・質どちらも良い状態で、受け皿も整っているが、売れない状態です。

 

どういうことかというと、いきなり購入・サービス利用を促すパターンです。特に価格がそれなりにする商品やサービスの場合いきなり通常価格で買うのは不安も生じます。2つの例をご紹介します。

 

例1 パーソナルトレーニングジムのWebマーケティング

普通のジムより値段が高いパーソナルトレーニングジムにいきなりWebサイト上で入会することはあまりないでしょう。体験入会して、その後料金の説明などがあって入会へのクロージングが発生しても、実際に体験することで不安を払拭できてることもあり入会に進みやすいと思えます。だからWebサイトでは無料体験会を成果地点にしたほうがよさそうです。

 

例2 BtoBサービス

社内稟議が必要になる金額帯のBtoBサービスでは、Webサイト上で問い合わせを成果地点にしてしまうと、いきなり問い合わせは腰が重く、Webサイトから離脱してしまう可能性があります。恋愛に置き換えたら初対面で告白する感じでしょうか。

 

しかし、成果地点を一つ前の資料請求にすることで、まずは資料を見てみようと思い資料請求を行う可能性があります。その後インサイドセールス部隊が接触し商談化するなどの流れを作ることで一歩一歩契約に近づきやすくなる可能性があります。

 

こちらも恋愛に置き換えると、デートの誘いから何度か接触し告白する感じですね。

失敗例⑤ 商品・サービスに選ばれる理由がない

失敗例④は、営業活動メインの場合や、新規事業でのWebマーケティングで起きがちな失敗例です。

 

サイト訪問者の量・質どちらも良い状態で、受け皿も整っているが、商品の差別化がなく選ばれる理由がないため売れないケースです。

 

営業活動メインの場合、営業力で販売できていたが比較検討しやすいWeb上では他社の方が優れているため他社に流れてしまっているケースです。

 

また、新規事業では新しい商品・サービスのニーズがそもそも存在しないことや、上述と同様に他社の方が優れているため他社に流れてしまうこともあります。

失敗しないWebマーケティングの始め方(土台作り編)

ここまで失敗例を見てきましたが、ここからは失敗しないWebマーケティングの始め方を解説します。

 

先にお伝えするとこの土台作りが一番重要です。一番重要ですがあまりみなさんやりません。みなさんは、ちゃんとやってくれることを祈ります。

「誰に、何を、どうやって」売るかを決める

まずは、誰に何を販売するか決めましょう。

 

マーケティングでは「誰に、何を、どうやって」というフレームワークがありますが、まずはこのフレームワークに沿って進めます。これがまじで大事です。

 

※「どうやって」の部分は(集客編)で解説しています。

 

さて、この「誰に・何を・どうやって」というフレームワークはなぜ大事なのでしょうか?答えは、購入・利用してくれるターゲットユーザーの目線抜きでは集客はうまくいきづらいからです。

 

有名な言葉で「ドリルを売るには穴を売れ」という言葉があります。この言葉はドリルを買う人が本当に欲しいものはドリルで開ける「穴」ということです。

 

例えば、一般消費者向けに少し値段が高い高性能ドリルを販売するとします。高性能な事をアピールポイントにしてプロモーションした場合、一般消費者は購入してくれないでしょう。なぜなら、ちょっとした穴がほしいため安いドリルで良いと判断されてしまうからです。

 

これは、ニーズと商品にズレが生じており、ターゲットユーザーのニーズと商品の利益がフィットしていません。今回の例だったら、職人さん向けにプロモーションした方が良いですよね。

 

このようにターゲットユーザーのニーズに合わせて商品の価値を伝えることが必要です。だから「誰に」でターゲットユーザーを具体的にイメージし、自分の商品の何を利益と考えてくれるかを考えることが大事なのです。

「誰に」の決め方

ここからは「誰に」の決め方を解説していきます。

大きな流れは、ペルソナ作成>カスタマージャーニー作成 という流れです。

ペルソナ

ペルソナ

ペルソナという、架空のターゲット像を作ります。年齢性別などを仮で決めて、悩んでいることや要望などの思考まで落とし込んでターゲット像を作っていきます。

 

できれば、実際のお客さんやターゲットユーザーにヒアリングするした上でペルソナを作ることが推奨です。なぜならば、思ったより販売側がお客さんのことを知らない可能性があり、実際にお客さんにヒアリングしたら販売側が思ってることと全然違った・・・。なんてのが、往々にして発生するからです。

 

また、ターゲットは一つに絞れないこともあります。その場合はボリュームゾーンである、メインターゲットをペルソナと置きましょう。メインターゲットとは一番お客さんになりうるターゲット層のことです。

 

ペルソナのテンプレートはこちらに置いときます無料です。

 

2つよくある話をご紹介します。

 

1つ目は、ペルソナ作成が目的になることです。個人的にペルソナを作る理由は、マーケティング関係者の軸をブラさずにマーケティング施策を実行できることだと考えています。

 

私もより良くするためのアイディア出しをしていると、どんどん違う方向に行くことが多いのでそういう時はペルソナを見直して現実世界に立ち返るようにしています。作って終わりにならないようにしましょう。

 

2つ目は、ペルソナ作成に時間を掛けすぎてしまうことです。もちろん初めて作ったペルソナがあまりにもクオリティが低いとペルソナの意味をなしませんが、ペルソナはあくまで仮説なので間違ってることもあります。実際のお客さんと接してブラッシュアップしていく前提くらいで良いかもしれません。

 

また、時間を掛けずに精度を担保するためにも、実際のお客さんにヒアリングできると良いと思います。

カスタマージャーニー作成

先程作ったペルソナですが、検討段階によって心情や行動が変わります。その段階によって変わるターゲットユーザーの心情や行動を可視化するものがカスタマージャーニーです。

 

色んなフレームワークがありますが、まずは「認知・興味関心・比較検討・行動」の4段階でカスタマージャーニーを作成しましょう。

 

テンプレ置いときますね。こちらからコピーして利用してください。こちらも無料です。

 

ポイントは、ペルソナが段階によってどのような行動をとるのかをイメージすることです。イメージしやすいように弊社の具体例を挙げます。

 

弊社の例

販売商品 はじめてのマーケティング支援サービス
商品説明 はじめてWebマーケティングを始める企業向けに戦略・戦術立案・施策実行代行・インハウス化支援を行う、よりどりみどりで最高なサービスです。

ペルソナ(再掲 BtoB企業の営業部長ですね)

ペルソナ

カスタマージャーニー

カスタマージャーニー

ペルソナとカスタマージャーニーからわかること

・認知段階の人

マーケティングをこれからやった方が良いのではないかと思って、インバウンド案件を増やす手法をググって調べそう

Twitterとかでも伸びてる同業者で発信してる人フォローしそう

・興味関心の人は、Webマーケティングのセミナーに参加しそう

・比較検討段階の人は、認知している会社に問い合わせや、良さそうな外注を探しそう

・契約段階の人は何かひと押し欲しそう

 

できる施策

・検索されるキーワードで、ユーザーが求めている情報を返せるWebページを作成する

・検索されるキーワードで、検索結果の上位表示されるようにSEO対策・リスティング広告を実施する

・興味関心ユーザー向けにマーケティングの手法に関するセミナーを開催してみる

 

まとめると

SNSも良いかと思ったが、これからWebマーケティングを始めるような方はSNSで普段から情報収集しておらず、突発的に調べ始めるから検索エンジンが主流になりそう。

 

よし、検索エンジンからのサイト訪問者を増やして、Webサイト上で資料DLやセミナー開催のページに誘導していこう〜!

 

どうでしょう。このように整理することで何をやればユーザーの心情・行動に合わせたマーケティング施策ができるかがイメージしやすいですよね。

「何を」の決め方

「誰に」が決まったら「何を」を決めましょう。

 

いやいやww

 

売る商品は決まってますけど・・・。と思った方もいると思いますが、ここで言う「何を」はドリルでいう穴です。その商品で何が売れるか今一度考え直しましょう。

 

弊社の商品で考えてみましょう。商品は先程のカスタマージャーニーと同様です。

 

弊社の例 (再掲)

販売商品 はじめてのマーケティング支援サービス
商品説明 はじめてWebマーケティングを始める企業向けに戦略・戦術立案・施策実行代行・インハウス化支援を行う、よりどりみどりで最高なサービスです。

 

さて、上記商品はドリルです。穴はなんでしょうか?

 

よし、もういちどペルソナを見てみましょう。

ペルソナ

さて、どうでしょうか。ペルソナのきむらさんは、コンサルティングサービスが欲しいのではないですよね。恐らく成果がほしいと思います。

 

ただ、他にも属人的な集客から脱却し安定した集客を得ることで、経営面や精神的な安定が欲しいことや、ゼロからマーケティングを学ぶのではなく専門家に依頼することで学習する時間を短くしたいと思っていそうですよね。

 

なので「穴」は、「成果」「安定」「時間」と考えられるでしょう。

 

弊社のはじめてのマーケティング支援サービスは「成果・安定・時間」を売っているんですね。このように、御社の商品・サービスで何を売るかしっかりと考えて、後に出てくる手段で活かしていきましょう。

もう一点大事なことが競合調査

ここまでで、ターゲットユーザーがイメージできて、何を売るかもわかった。

 

でも競合と比較して商品・サービスの内容はほぼ変わりがないが御社の商品・サービスの価格が競合の2倍だったら、どうなるでしょう?

 

これも買わないですよね。

 

もう一点やっておきたいことが競合調査です。ちゃんと競合調査をして、競合と比較されたときにも勝てる要素を兼ね備えているか今一度考えましょう。

Webサイトのポイント

ペルソナの木村さんに「成果・安定・時間」を売ることがわかりました。次は「どうやって」を決めたいのですが、その前に今のWebサイトが適切かを考えてください。

 

Webサイトのポイントは、集客・ユーザー・運用目線を踏襲したWebサイトにすることです。適切でないならWebサイトを改修することがおすすめです。

 

せっかくこれから「どうやって」を決めてWebサイトの訪問者が増加していく予定なのに受け皿が整っていないと本記事の冒頭で紹介した失敗例②と同じになってしまいますね。また、今から作成する場合も適切なWebサイトを作りましょう。

 

念のため補足ですが、こちらでは商品の購入・利用を促進するためのWebサイトのポイントを紹介します。なのでコーポレートサイトやブランドサイトでは考え方が異なりますので注意してください。

 

では、早速解説していきます。

ポイント① ターゲットユーザー目線で物事を判断する

「誰に」を決める際に作ったカスタマージャーニーを元にWebサイトの改修箇所や改修内容、新規制作内容などを判断しましょう。

 

なぜなら、ターゲットユーザーの興味や知りたい事をWebサイトで伝え、ターゲットユーザーにいいなと思ってもらい、購入・利用を促進するためです。

 

例としてカスタマージャーニーを基にした改修内容のイメージをいくつか紹介します。

 

・検討段階を元にした必要ページの洗い出し

 ユーザーが興味関心段階に〇〇が気になるから〇〇のページは必要!

 

・キャッチコピー

 ターゲットユーザーの穴は〇〇だから、〇〇が得られることがわかるキャッチコピーにしよう 

 

・ページ内の構成

 ページに訪問してくれたユーザーは、ページ内でどんな情報があれば満足し、かつ、検討段階を進めてくれるかを考えページ内のコンテンツを設計

 

・CTAの設計

 このページに訪れる人は〇〇段階のユーザーだからCTAはお役立ち資料にしよう

 

このようなイメージです。

 

ひとつWebサイト改修や新規制作の進行に関するコツの紹介ですが、もし自分以外の決済者が存在する場合、Webサイトを作り始める前に決済者に、Webサイトを好みではなくユーザー目線で作っていくことを握れるとうまく進行するでしょう。Webサイト作りでは8割完成したのに、決済者の好みでやり直しになることが多々あります。

ポイント②SEOも加味する

後ほどの集客編でも出てきますが、集客を意識したサイトにすることがポイントです。特にSEOはWebサイトの内部構造を変更していく事が多い施策です。

 

仮に今からWebサイト修正して、また数カ月後にSEOのためにWebサイト修正するのは二度手間になりコストも無駄に掛かってしまいます。

 

せっかく大きくやり直しや新しく作っていくタイミングならSEOを加味したWebサイトにした方がお得です。SEOからのサイト訪問者を集めたい場合は必ず意識しましょう。

 

ポイント③使いやすく、見やすいか

ターゲットユーザーを基に必要なページや訴求を決め、集客も意識したので、Webサイトに訪問してくれたら購入・利用してくれるだろ!と思えますが、Webサイトが使いづらかったらユーザーはすぐにWebサイトから離脱します。

 

ページ開くの遅いからページを開くのを辞めた経験ありませんか?

 

ページスピードももちろん、次のページに誘導する導線や、デザイン面もユーザーが使いやすく見やすいWebサイトにしましょう。

 

参考ですが、ページスピードの状態が良いのか悪いのかは、Google出していて誰でも利用できるページスピードインサイトというツールで診断ができます。

ページスピード

自慢ですが弊社は点数が高いです。100点です。(笑)

 

点数だけでなく、まじではやいのでこちらから、何ページか移動してみてください。

ポイント④ 未来の利用用途から逆算したWebサイトに

最後に、今後Webサイトで更新していく情報など運用面もしっかりと考えていきましょう。

 

ブログやお知らせ・スタッフ情報など、更新頻度が高いコンテンツは自分で更新できたほうがよかったりします。

 

未来を想像して、どこを自社で更新できるとよいか考えましょう。

 

これでやっと、ユーザー体験よし、集客準備よし、運用よし。になりました。正直これまでやってきた土台作りを行わなくてもWebマーケティングを実施することはできますが、うまくいかないことが多いです。

 

土台作りは、すぐに結果が出ない部分ですが、中長期的に結果を出すために上流部分である土台作りはしっかりとやりましょう。

失敗しないWebマーケティングの始め方(集客編)

土台作り編が終わりました。ここからは集客編です。

 

集客編では、無数にある手段の選び方を解説します。

集客施策の選び方

選び方1 まずはKPIを決める

まず最初にKPIを決めましょう。ビジネスなので利益を出さなければいけませんし当たり前ですが、各施策の結果が、どうなったら成功・失敗をしっかり見極めるために指標となるKPIを引きましょう。

 

注意点は、契約期間や平均購入金額・平均購入単価などを加味したKPIにすることを忘れないでください。LTV観点を抜くと何をやっても失敗してしまったり、売上を最大化することができません。

選び方2 どの段階のユーザーにアプローチするか決めて手段を選ぶ

カスタマージャーニーをもう一度見ましょう。狙いたい段階にいるターゲットユーザーはどんな行動をしてるか確認して、行動しているプラットフォームや媒体に露出していきましょう。簡単な話で、ターゲットユーザーの行動に合わせて自社サービスを接触させるだけですよね。

 

また、単に接触するだけでなくその段階のターゲットユーザーが知りたいことや興味あることに合わせた内容で接触できると尚良しです。

 

手段について補足ですが、Webマーケティングの施策は、プル型とプッシュ型に分けることができます。それぞれの特性も踏まえて手段を選定しましょう。

プル型

施策例:インターネット検索(SEO)・検索連動型広告

メリット:検索行動を起こしているのでそのタイミングでニーズが顕在的になっている。見込み客にアプローチできるため購入・利用に繋がりやすい

 

デメリット:検索して比較検討されるため競合と比べて勝てる要素が少ないと選んでもらえない可能性があり。また、検索してる人が無限に存在するわけではないためアプローチできる量に限りがある。

 

プッシュ型

施策例:バナー広告・SNS広告・動画広告・SNS投稿などその他たくさんあり

メリット:不特定多数の消費者にアプローチができる

デメリット:プル型と比べて見込み客以外にもアプローチしてしまう

 

選び方3 短期・中長期の施策のバランスを考える

先程プル型とプッシュ型を紹介しましたが、別の軸で、結果が短期的に出るものか、中長期的かという軸もあります。

 

以下にそれぞれ詳細を紹介します。

 

お伝えしたいことは自社の経営状況にもよるので一概にはどちらが良いとは言いにくいですが、自社の体力や方針に合わせてバランスを考えてほしいということです。

 

短期的な施策ばっかりやっていては自転車操業になり、何らかの影響で広告効果が合わなくなった際に危うい状況になるかもしれないですし、

 

中長期的な施策ばかりやっていると短期的なキャッシュが足りずビジネスが回らなくなる可能性もあるため、自社の経営状況や未来に合わせて適切なバランスを組んで頂きたいと考えています。

 

こちらも参考として、短期・中長期でどんな手段があるか紹介しておきますね。

短期施策

短期施策は、主に広告です。費用を支払えば特定の場所に広告を表示することができ、クリックを促すことができればWebサイトに訪問してもらうことができます。ですが費用をずっと払い続けなければいけない側面もあります。

中長期施策

中長期施策は、主にコンテンツマーケティング(SEO・SNS運用など)などです。結果が出るまで時間がかかりますが、結果が出てからは資産化しているためコスト0でも継続した集客ができる可能性があります。

 

選び方4 費用対効果が合う可能性あるかを見極める

こちらは特に短期的な施策がわかりやすいのですが、広告実施時のクリック単価とCVR(成果地点の成約率)の情報収集をしましょう。

 

極論、やってみないとわからないのが広告ですが、やる前にある程度の仮説を立てることはでき、事前にチャレンジする価値があるか把握することで無駄をなくすことはできます。

 

例えば、1件の資料請求を5,000円以内でとりたい中で、クリック単価が1,000円だと、5クリックで5,000円のコストがかかるので、CVR(資料請求率)は20%ないと費用対効果が合いませんよね。CVR20%は非現実的なのでチャレンジする価値なしと判断するようなイメージです。

 

クリック単価の相場感は、検索連動型広告はキーワードプランナーというツールで確認できます。先程の例のようにクリック単価1,000円以上するキーワードも実際にあります。

 

キーワードプランナーについてはこちらの記事で詳しく解説しております。

 

その他ディスプレイ広告などは相場感がわかるツールがないので、過去配信実績などを情報収集して判断すると良いでしょう。大体は数十円〜数百円ほどのイメージになります。

 

聞きたいことあったらお気軽に弊社ホームページから質問投げてください(笑)

失敗しないWebマーケティングの始め方(運用編)

修正・調整がしやすいWebマーケティングなのでやったら終わりではなく、運用していくことが重要になります。

 

土台作り編で決めたことが正解ではない可能性もあるため、成果を見ながらより良くするための運用活動を行っていきましょう。

 

運用編では、運用に関するポイントをご紹介します。早速いきましょう!

数字を基にPDCAを回す

数字として状況が可視化できることがWebマーケティングのメリットの一つです。改善も感覚ではなく数字を基にPDCAを回していきましょう。

 

例えば、どの施策の費用対効果がよいか、この広告の投資額を増やし売上最大化できるのか、もっとCPA(顧客獲得単価)を下げるにはどの数字をどこまで改善すればよいのか。

 

などのイメージで、なんとなくこの施策が費用対効果良さそうだから投資額を増加したら、全然効果がなかった・・・。なんてことをしないようにしましょう。

森を見る

木を見て森を見ず状態を避けましょう。Webマーケティングはデータが細かく取れるのでつい細かい点ばかりに注目しがちです。

 

細かい点を改善しても結果はさほど変わらないことが多いので、本記事で紹介した土台部分を森と考えていただき、定期的に森に問題はないか見直してください。

 

決して細かい点の改善がいらないというわけではなく大局観を持とうという話です。

外注に丸投げしない

外注側である私がいうのはおかしいかもしれませんが、正直にお伝えします。外注に丸投げしてうまくいくこともありますが、大方うまく行かないと思ってください。

 

改めてになりますが、マーケティングは「誰に・何を・どうやって」がとても重要です。外注側は、土台作りでお話した「誰に・何を」を作る支援はしてくれますが、ターゲットユーザーや商品・サービスに関して一番理解が深いのは御社です。だからみなさんのご協力も必要です。

 

外注側も勉強して理解はしてくれますがどうしても深く理解してるのは御社です。むしろ御社はターゲットユーザーや商品・サービスに一番詳しくあってください。

 

そんなことわかってるよ!という方もいるかもしれませんが、放っておけば成果がでると思ってしまう方もいるのでご紹介しました。外注に丸投げはせず、うまく外注(パートナー)を活用し成果を上げていきましょう。

 

さいごに

ここまでざっと約1万2000文字でした。まずはお疲れ様でした。

 

さて、本記事ではWebマーケティングの始め方をご紹介しました。実際にお客様を支援する際も本記事で紹介した内容で支援しています。

 

やろうとおもえばすぐに始められるWebマーケティングですが、ちゃんとやらなければ何をやっても失敗か、すぐに頭打ちが訪れます。ちゃんと一歩一歩始めていきましょう。

 

また、本記事でご紹介した土台作り編の通りに進めていくと、競合と比較して差別化ポイントがない、、、なんてことも出てくるでしょう。

 

ポジティブに捉えると、差別化がない中で、差別化を作りにいくか、認知度を上げていくかなど大きな方針を考える機会になります。土台作りやってるとどんどん問題が出てきて全然施策の実行に移れないこともあります。

 

恐らくこのマーケティングの土台作りは、経営と直結しており、仕事として「緊急性は低いが重要度は最大級に高い」仕事内容なのではないでしょうか?これを機に考える時間をとってみてもよいかもしれませんね。

 

弊社では無料個別相談もありますので、ぜひ客観的な意見も踏まえて重要度が高い仕事に活かしてください。

 

無料相談はお問い合わせからお気軽ご連絡ください。まってまーす!

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norihisa kimura
この記事を書いたのは
kimura norihisa

デジタルマーケティング

Web広告代理店(東証二部)にて数十社以上のコンサルティングを経験。現在は上場企業を含む企業のマーケティングのコンサルティング業務を担当。マーケティング上流から広告運用などの実務部分まで得意とする。