【Google広告】検索広告の自動作成アセットについて｜注目のAI機能の使用方法とメリットを解説

Google広告の検索広告で、広告表示オプションを自動で作成できる機能が新しくアップデートされたことをご存知でしょうか。

広告表示オプションは、広告にさまざまな情報を補足することができるため、積極的に使いたいものです。ですが、すべて手動で設定すると手間も時間もかかりますよね。

今回紹介する検索広告の「自動作成アセット」機能では、AIを活用して自動でアセットを作成し、最適なアセットの組み合わせでレスポンシブ検索広告を配信できるようになります。

「Google広告の自動生成アセットの使い方を知りたい」
「広告表示オプションを手動で設定しているが、時間がかかって困っている」
「自動生成アセットは、日本のどのアカウントでも利用できる？」

本記事では、 上記のような疑問や問題を解決します。さらに、メリットやご利用上の注意点まで解説しているので、自動生成アセットについて知りたい方はぜひ最後までお読みください。

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Google広告「検索広告の自動作成アセット」とは？

まずは、検索広告の自動生成アセット機能の概要から確認しましょう。

「検索広告の自動作成アセット」機能は、2023年2月27日に発表され、現在ベータ版として提供されています。

まずは英語で利用されているアカウントがベータ版の対象となっているため、現時点では日本語で本機能を用いて、日本語の広告文・表示オプションを作成することはできません。

日本語を含む他の言語での使用については、2023年度内のローンチが予定されています。今後、アカウントがベータ版に追加されると、自動作成アセットの設定項目がキャンペーンの設定画面に表示されるようになるので、機能が追加されるまで待ちましょう。

検索広告の自動生成アセット機能の背景

自動作成アセットがアップデートされた背景としては、【適切なユーザーにより関連性の高い広告を配信する】というGoogleの考えが大元にあります。

”Google は、適切なユーザーに適切なタイミングで適切な広告を配信できるように広告主様をサポートすることを目標としています。そのためには、お客様が選んで使用できる、関連性の高いクリエイティブ アセットを用意しておく必要があります。”

Google広告ヘルプより引用

手動で作成するよりも、AI機能で簡単に、より適切な広告見出しや説明文を作成でき、その方がユーザーによって関連性のたかい適切な広告配信につながるというわけです。

広告見出しと説明文が自動生成される

AIを活用した自動作成アセットは、レスポンシブ検索広告で利用できます。

レスポンシブ検索広告ですでに使用しているアセット（広告見出しや説明文）と、広告に設定されたランディングページなどの情報に基づいて作成された新しいアセットの最適な組み合わせが自動的に生成され表示されます。

AIを活用した最適な組み合わせが、レスポンシブ検索広告に表示されるので、手動で入力したアセットを補完でき、クリエイティブのパフォーマンスも手動設定時より高まることが見込めます。

自動作成アセットの使用方法

自動アセット機能を有効にする方法はとても簡単です。

キャンペーン単位で設定が必要

キャンペーン単位で有効にするかを選択できるようになっています。

まずは、Google広告アカウントにログインし、左側の一覧から【Campaigns】をクリックします。

対象の検索キャンペーンを選択した後、左側にある【Setting】をクリックしましょう。

キャンペーン単位での各設定項目が表示されます。

キャンペーン単位での設定項目一覧から、【Automatically created assets】の項目をクリックします。

OnかOffを選択できるので、Onにしてください。これで、該当のキャンペーンに自動生成アセットを設定（有効化）することができました。

無効化したい場合は、Offに戻すだけで良いので簡単です。

引用元：https://support.google.com/google-ads/answer/13352636

自動作成アセット機能の今後のアップデート予定

今後数週間以内に、下記が改善されることが予定されています。

1）広告の有効性の指標では、レスポンシブ検索広告ですでに設定していたアセット情報と、自動作成アセットの両方が考慮されて評価される。

2）クリエイティブアセットのパフォーマンスが向上すると見込まれる場合、すでに設定しているキーワード情報などに基づき、最適な広告見出しが作成される。その結果、ユーザーの検索クエリと関連性の高い広告が表示されるようになる。

3）不要な自動作成アセットは削除することが可能になる。

自動作成アセットのメリット

日本語で自動生成アセットを利用できるようになったら、どんなメリットがあるのか紹介します。

クリエイティブアセットの作成時間が省ける

いままで手動でアセットを設定する必要がありましたが、自動生成アセットを利用することで、新しいアセットを検討・設定するための時間を省くことができるようになります。

時間をかけることなく、レスポンシブ検索広告の広告見出し&説明文のパターンを増やすことができるので、忙しくてアセットの作成に時間をかけることができない方にもピッタリです。

さらに、掲載結果に応じて最適なアセットが自動生成されるため、アセットを変更したり日々確認したりする時間も不要になることが期待されます。

この作業にかけていた時間を他の広告運用時間に充てることができるため、作業フローが減ると言う意味でもメリットです。

コンバージョンの増加が見込める

自動生成アセットを有効にした場合、AIを活用してより最適なアセットの組み合わせが作成されます。

手動設定の場合に比べて、関連性の高いアセットが生成されるため、広告配信の成果に結びつきやすいです。

”広告見出しと説明文で自動作成アセットを使用した先行ユーザーでは、レスポンシブ検索広告を含む広告グループで、これまでと同程度のコンバージョン単価でコンバージョン数が 2% 増加しています”

Google広告ヘルプより引用

広告の関連性が高まる

広告の関連性とは【配信された広告が、ユーザーの検索意図と一致する度合い】を示した指標です。

自動生成アセットを利用することで、ランディングページなどの情報・既存のアセット情報・キーワードなどが、広告見出しや説明文に含められるため、関連性が高くユーザーによって最適な広告が配信されるようになります。

自動作成アセットで利用される重要な情報は下記です。

①広告のランディング ページ

②広告のランディング ページと同じドメインの関連ページ

③同じ広告グループ内の既存の広告情報（アセット情報）

④同じ広告グループ内のキーワード

まとめ

検索広告で自動生成アセット機能がローンチされた点について解説しました。

広告見出しや説明文は、自分で考えると良い案が浮かばなかったり時間がかかったりすることもあるでしょう。そんな時に活用できるのが検索広告の自動作成アセット機能です。

既存のアセット情報とランディングページの情報から新しいアセットを作成してくれるだけでなく、作成したアセットと既存のアセットを最適な組み合わせで配信してくれる便利な機能です。

現在ベータ版として英語でご利用が開始されたところなので、日本語での利用も開始された際にはぜひご活用ください。