Facebook広告の成功事例10選【事例から自社の広告戦略を構成する方法も紹介】

Facebook

Facebook広告は「年齢」「性別」「関心」などのさまざまな要素を基にしたターゲティングが実現できるWeb広告です。

その結果、効果的な広告キャンペーンを展開し、ターゲット層にリーチすることができます。

 

しかし、Facebook広告を出稿する上で、

「うまくコンバージョンにつながらないため、成功事例を知りたい」
「どのような戦略を立てればよいかわからない」
「ターゲット層に合わせた広告作成が難しい」

 

上記のような課題が生じるかと思います。

本記事では、企業の広告担当者様へ向けて、Facebook広告の成功事例10選を紹介しています。

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Facebook広告の成功事例10選

Facebook広告において成功した10の事例を紹介します。

それぞれの事例について、ビジネスの目的、使用した戦略、結果を詳しく説明し、どのように成功したかをみていきましょう。

Avid Games【ABテスト】

Avid Gamesは、ゲームやアプリを開発するテクノロジー企業です。

 

Avid Gamesは、Facebook広告を活用して、ゲームプレイヤーをターゲットにした広告キャンペーンを行いました。

このキャンペーンでは、異なる広告セットを使用し、広告ターゲット、広告クリエイティブ、広告フォーマットなどの要素を変化させてABテストを行いました。

 

その結果、キャンペーンにおける広告費用対効果は53%増加し、クリック率も向上しました。また、Avid Gamesでは、広告のパフォーマンスに関するリアルタイムのデータを収集し、そのデータを分析することで、より効果的なキャンペーンを展開することができました。

 

この成功事例から学ぶことは、ABテストによって異なる広告戦略を試み、最も効果的な手法を見つけるのが重要であるということです。また、広告に投資する金額に見合う効果を出すために、データを分析し継続的に改善していくことが重要であることが示されています。

参考:Meta

SNKRDUNK【オンライン販売に特化したキャンペーン】

SNKRDUNKは、スニーカーを専門に扱うオンラインストアです。

 

SNKRDUNKは、FacebookのAdvantage+ ショッピングキャンペーンを利用し、通常のキャンペーンのみと比較してウェブサイトでの購入数が1.6倍増加しました。

Advantage+ ショッピングキャンペーンは、Facebookが提供する広告自動化ツールで、手軽に大規模なキャンペーンを配信できる機能です。広告作成のプロセスを自動化することで、パフォーマンスを効果的に持続させることができます。また、対象商品を限定して割引セールを開催し、ターゲットとなる顧客を集めることに成功しています。

 

この成功事例からは、ターゲット顧客に特化したセールキャンペーンや、クリエイティブとテキストの工夫による広告効果の向上が重要であることがわかります。

参考:Meta

Wise【幅広いオーディエンスにリーチ】

Wiseは国際送金と通貨管理を専門とする企業です。

 

幅広いオーディエンスにリーチするために、Facebook広告を利用しました。早期段階でオーディエンスに働きかける戦略を採用し、その結果、顧客数が3.4倍に増加しています。

 

Wiseは当時、送金ニーズのある人々に訴求する戦略を採用していましたが、思った結果が出ないため、これから送金のニーズが予測できる潜在ユーザーへのアプローチに切り替えたのが成功ポイントといえるでしょう。また、モバイルフレンドリーな広告を利用することで、スマートフォンからの利用者を取り込むことに成功しました。

 

Wiseの成功事例から学ぶことは、正確なターゲット設定と高品質な広告が成功の鍵であることです。

参考:Meta

Stellantis ジャパン株式会社【顧客データの最適化】

Stellantisジャパン株式会社は、世界的な自動車メーカーです。

 

FacebookのコンバージョンAPIと「ONE’s data」を導入し、オンラインとオフラインの顧客データを最適化した結果、顧客獲得単価が25%減少しました。Stellantisジャパン株式会社では「実店舗への来店」などのオンライン行動データと、ボリュームの多いオンラインの行動データを統合し、最適化を実施しています。コンバージョンAPIのフォーマットに合う形で行動データをインポート/エクスポートするシステムを構築することで、効率の良いキャンペーンを実施できるようになりました。

 

実店舗ビジネスを展開している企業の方は、Stellantisジャパン株式会社のように行動データを最適化してコストを抑えるポイントを参考にしてみましょう。

参考:Meta

Gume Game【事前登録キャンペーン】

「Gume Game」は、モバイルゲームの開発・運用に加え、ブロックチェーンやXR(VR等)の領域での投資やコンテンツ開発等を手がけている企業です。

 

Facebook広告でトラフィックとウェブサイトコンバージョンを目的としたキャンペーンを実施し、人々の期待感を高めて事前登録を促進しました。ターゲットは、幅広いオーディエンスとゲームに興味・関心を持つユーザーを組み合わせて設定しています。この結果、リリース前に価値の高いプレイヤーを獲得し、アプリのインストール数を51%増やすことができました

 

この成功事例から学べることは、ターゲットを明確に設定し、適切な広告キャンペーンを実施することが、リリース前にアプリの需要を高め、プレイヤー獲得につながる点です。また、事前登録キャンペーンは、アプリ開発者が注目を集め、アプリを成功させるための有効な手段であることがわかります。

参考:Meta

セガ ヨーロッパ【動画広告を最適化】

セガ ヨーロッパはFacebook動画広告を最適化し『HUMANKIND』の認知度を高めることに成功しました。

 

Meta Creative Shopが考案した3つの特別なプリロール動画クリップを制作し、ゲームの最高のストーリーを短い15秒の広告動画に落とし込みました。その結果、ブランド想起リフト単価が50%減少するなど、驚異的な成果を収めました。

 

この成功事例から学べることは、ターゲットユーザーが求めるストーリーを把握し、短い広告動画に的確にまとめることが、広告効果を高めるポイントであるという点です。また、クリエイティブな広告制作やターゲットユーザーへの的確な配信など、Facebook広告の最適化には多岐にわたる知識と技術が必要であることも示されました。

参考:Meta

iHeartDogs【類似オーディエンス】

iHeartDogsは動物保護を行なう団体の一つです。

 

この団体では、動物愛護についての情報発信を行っている他、保護した犬や猫を新しい飼い主に引き渡す活動も行っています。また、類似オーディエンスを活用したFacebook広告を行い、標準広告想起(※1)が10ポイント上昇するなど、SNSを活用した広報活動にも力を入れています。

 

動物愛護に関する情報を提供するだけでなく、広く人々に呼びかけ、動物保護につながる行動を促すことで、社会全体の動物愛護意識の向上にも貢献しています。また、iHeartDogsの成功事例から学べる点は、SNSを活用した広報活動に力を入れることで、多くの人々に対して動物保護についての情報を届け、動物愛護に対する意識の向上につなげることができる点です。

 

(※1)広告接触グループ(広告を見た人)と対照群(広告を見ていない人)の両方に同じ質問をして、2日以内に広告を思い出す(想起する)と考えられる人数を推定

参考:Meta

Jobbie Malaysia【コンバージョンAPI】

Jobbie Malaysiaは、マレーシアのピーナッツバターのブランドです。

 

FacebookピクセルとコンバージョンAPIを活用することで、顧客獲得単価を9.2%低下させた成功事例です。Jobbie Malaysiaは、FacebookマーケティングパートナーであるEasystoreと協力して、製品ページのトラッキング情報を収集し、Facebook上で情報をリアルタイムで伝えました。

この方法により、広告のターゲティングが最適化され、配信される広告が最も関心を引くユーザーに対して行われることができました。

 

この成功事例から学べることは、Facebook広告の成功には、FacebookピクセルやコンバージョンAPIのようなツールの使用が重要であることです。これらのツールは、広告のターゲティングを最適化するために必要であり、広告のパフォーマンスの向上が期待できます。

参考:Meta

PostNL【カスタムオーディエンス】

PostNLは、オランダを拠点とする郵便・宅配業者です。

 

同社は、Facebook広告を利用して、募金活動に関する認知度を向上させ、募金額を増やすことに成功しました。その成功には、カスタムオーディエンスを利用した的確なターゲティングが大きく貢献しています。具体的には、前年のキャンペーンに反応した人、過去のイベントに参加した人、関連するウェブページに最近アクセスした人などを対象にカスタムオーディエンスを展開したことで、効果的に広告効果を高めています。

 

この成功事例から学べる点は、ターゲットを絞り込んだ広告配信が効果的である点や、カスタムオーディエンスの利用が広告の成果を高めることができるという点です。

参考:Meta

Watsons Malaysia【オフラインコンバージョンAPI】

Watsonsはマレーシア発の美容・健康製品の小売店です。

 

Watsonsでは、FacebookオフラインコンバージョンAPIを使って、どの広告が店舗で売り上げに貢献したのかを調査しました。オフラインコンバージョンAPIを利用することで、店舗での売上に最適化された広告では、オフライン購入件数が、来店数の増加(リーチ)を目的とした広告の5倍であることが判明しています。

 

店舗型ビジネスでは、オンライン広告ユーザーのオフラインでの買い物に影響を及ぼしているかどうかを把握する必要があります。このデータを把握することで、今後のWeb広告の予算選定などにも重要になってくるためです。

 

店舗型ビジネスの方は、FacebookオフラインコンバージョンAPIを利用して、貴重なインサイトを得られるようにするのも有効でしょう。

参考:Meta

Facebook広告のクリエイティブが閲覧できるサイト

続いて、Facebook広告のクリエイティブが閲覧できるサイトを2選紹介します。クリエイティブ制作にお悩みの方は、下記サイトを参考にしてみましょう。

広告ライブラリ

「広告ライブラリ」とは、Facebookが提供する広告の透明性を高めるためのサイトです。

 

サイトでは、Facebook、Instagram、Audience Networkで掲載されているアクティブな広告の検索が可能です。例えば、広告の出稿元企業、出稿期間、地域、広告の種類などを確認することができます。

 

また、政治広告や社会問題に関する広告については、広告費、ターゲット層などの情報も閲覧できます。

参考:広告ライブラリ

Facebook広告集めました。

Facebook広告集めました。は、Facebook広告のクリエイティブをまとめたサイトです。

 

各業種からクリエイティブを検索できるので「業種ごとのバナーデザインの傾向を知りたい」「自社の広告バナーの改善を検討している」方におすすめできます。

参考:Facebook広告集めました。

Facebook広告の成功事例を自社に上手く取り入れる方法

Facebook広告の成功事例を自社に上手く取り入れる方法を2つ紹介します。

目的は明確にする

Facebook広告の成功事例を自社に上手く取り入れるには、広告出稿の目的を明確にしましょう

 

目的を明確にすることで、どの成功事例を参考にすべきか判断しやすくなるためです。例えば、目的が違う成功事例を参考にするよりも、自社が目指す広告出稿目的や求める成果に近い成功事例を参考にした方が、効率良く広告を最適化できます。

 

自社にとって最適な広告の目的や目標に合わせて、成功事例から有用なアイデアを取り入れていくことが、Facebook広告の成功につながるでしょう。

自社のターゲット層に合わせたターゲティングを実施する

Facebook広告の成功事例を自社に上手く取り入れるには、自社のターゲット層に合わせたターゲティングを実施しましょう。

 

自社のターゲット層に合わせたターゲティングは、広告効果を最大限に引き出すことにつながります。また、成功事例からは、ターゲットを絞り込む方法を学ぶこともできるでしょう。

 

Facebook広告では、さまざまなターゲットの機能が搭載されているので、他の企業がどんな方法でターゲットを設定しているのかを着目すれば、成功のヒントが見えてくるかもしれません。

まとめ

Facebook広告の成功事例10選を紹介しました。成功事例を自社に上手く入れるには、自社の広告出稿の目的を明確にして、求める成果に近い成功事例を参考にする方法がおすすめです。

 

当社では、Facebook広告の運用代行が可能です。広告運用に課題がある方は、下記リンクからお気軽にご相談ください。

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