LINE広告の料金は？課金の仕組みや費用対効果を高めるコツを徹底解説！

「LINE広告の料金はいくらか知りたい」
「LINE広告の課金の仕組みが分からない」

LINE広告の配信を始めるにあたって、はじめは料金体系が気になるのではないでしょうか。

コミュニケーションツールとして浸透しているLINEには、さまざまなフォーマットの広告を配信できます。

本記事では、LINE広告の配信に必要な料金相場や、課金・入札の仕組みを徹底解説します。

LINE広告の料金体系を理解し、効果を高めるコツも分かるようになるのでぜひ最後までお読みください。

LINE広告の特徴

LINE広告とは、コミュニケーションアプリ「LINE」に配信できる広告です。

月間約9,300万人がLINEを利用しているため、幅広いユーザーにアプローチできます。

また、配信する面やクリエイティブのフォーマットも複数あるため、ターゲットに合わせて広告を柔軟にカスタマイズできるのも特徴です。

LINE広告の料金：相場は目的によって異なる

LINE広告には最低出稿金額が設定されていません。そのため、低額からでも配信は可能ですが、予算が少なすぎると効果を発揮できない可能性もあります。

LINE広告の料金相場は、広告を配信する目的によって異なります。

こちらでは、以下2つの目的別に、LINE広告の料金について解説します。

・Webサイト集客が目的の場合
・友だち登録が目的の場合

1.Webサイト集客が目的の場合

Webサイトへの集客を目的にLINE広告を配信する場合、最低でも月間30万円を用意するとよいでしょう。

たとえば、商品やサービスの認知拡大やキャンペーンを周知させたい場合は、Webサイトへの集客を目的に広告を配信することになります。

商材やターゲティングによって異なりますが、LINE広告のクリック単価は約30円が最低ラインの目安です。月間30万円を配信することで、約10,000件のサイト流入が見込めます。

予算が少なすぎると配信が出ない可能性もあるため、月間30万円は用意し、Webサイトへの集客を狙うことがおすすめです。

また、最低でも3ヶ月間は配信を続けましょう。

LINE広告のような運用型広告は、継続して配信し、PDCAを回すことによって良い効果が得られます。

1ヶ月間、30万円の配信で終わらせず、効果が出るように継続して配信することが重要です。

2.友だち登録が目的の場合

LINE公式アカウントの友だち登録を目的に広告を配信する場合、最低でも月間10万円を用意しましょう。

Webサイトへの集客ではなく、自社のファンや見込み客を獲得したい場合、友だち登録を目

的にLINE広告を配信します。

友だち登録の場合、追加単価は200円が目安です。予算10万円の場合、月間500人の友だち登録が期待できます。

Webサイト集客を目的にした場合と同じく、予算が少なすぎると配信が伸びず、友だち数も増加しない可能性があるため、最低でも10万円を用意することがおすすめです。

また、友だち登録が目的でも3ヶ月間は配信を継続しましょう。

広告の効果は、競合の出稿状況によっても変化します。そのため、配信開始後の状況に合わせて予算や期間を調整することで、広告の効果もさらに良くなります。

参考：LINE広告の特長とは？配信面や費用、導入事例を総まとめ

LINE広告の課金形式

LINE広告には、以下3種類の課金形式があります。

・クリック課金
・インプレッション課金
・友だち追加ごとに課金

それぞれの課金形式について、順番に解説いたします。

1.クリック課金

クリック課金は、ユーザーが広告に興味を持ち、広告をクリックすると広告費用が発生する仕組みです。

サービスや商品に興味を持ったユーザーが、広告をクリックした場合のみ課金されるため、無駄が少なく効果的な課金形式といえます。また、消化金額を通じて、どの程度のユーザーが広告に興味を示したのか、客観的に把握できるというメリットもあります。

一方で、LINE広告の価格はオークション形式で決まるため、クリック単価が高くなる可能性もあります。クリック課金の広告を配信する際は、競合の出稿状況を確認し、柔軟に入札調整を行いましょう。

2.インプレッション課金

インプレッション課金は、ユーザーに広告が表示されると広告費用が発生する仕組みです。広告が1,000回表示されるごとに課金されます。

クリック課金と異なり、広告が表示されるだけで費用は発生しますが、広告効果が高ければ費用対効果も高くなる可能性があります。

しかしその分、自社のターゲット以外のユーザーに表示されても費用が発生してしまいます。配信時には、ターゲティングを細かく設定し、狙ったユーザに配信できるよう調整しましょう。

3.友だち追加ごとに課金

友だち追加ごとの課金は、ユーザーが自社のLINEアカウントを友だちに追加すると費用が発生する仕組みです。

クリック課金やインプレッション課金と異なり、成果報酬型の課金体系なので、費用対効果の高い運用が期待できます。

LINEアカウントの友だちを増やしたい、見込み客を獲得したいという場合は、友だち追加ごとの課金を利用するのがおすすめです。

LINE広告の入札方式

LINE広告には、「自動入札」と「手動入札」の2種類の入札方式があります。

以下ではそれぞれの特徴を解説します。

1.自動入札

自動入札とは、機械学習のデータをもとに広告の効果を考慮し、適切な入札価格を自動で設定してくれる仕組みです。LINE広告では、自動入札が推奨されています。

自動入札には、以下4種類の入札戦略があります。

・イベント単価の上限設定
・イベント単価の目標を設定
・入札額の上限を設定
・単価の上限なしで1日の予算の消化の最大化

特におすすめなのは、「イベント単価の上限設定」と「イベント単価の目標設定」です。こちらの2つは、目標CPAや日予算に応じて調整されるので、最適な入札価格で運用するのに役立ちます。

また、機械学習を完了させるためには、広告グループ単位で約40件のコンバージョンが必要です。まずは、「1ヶ月に40件」のコンバージョンを目指し、自動入札を活用しましょう。

参考：LINE広告の基礎知識③（入札編）

2.手動入札

手動入札は、運用担当者が入札金額をコントロールする運用方法です。

入札オークションに確実に勝ちたい場合や、配信開始当初でボリュームを出さなければならない場合は、手動入札を活用できるでしょう。

しかし、手動入札は工数がかかってしまうため、運用担当者の業務量が増えてしまいます。

担当者の工数を削減できれば、分析など他の業務に充てる時間を確保できるので、可能な限り自動入札を活用することがおすすめです。

LINE広告の費用対効果を高めるコツ

LINE広告の効果を高めるには、以下4つのポイントを押さえておきましょう。

・自動入札を活用する
・ターゲティングを設定して配信する
・クリエイティブをこまめに変える
・スマートフォンに合うクリエイティブを意識する

LINE広告は入札戦略だけではなく、ターゲティングやクリエイティブも重要な要素です。

各ポイントについて、順番に解説していきます。

1.自動入札を活用する

LINE広告の運用は、自動入札を活用しましょう。

前項でもご説明した通り、自動入札では機械学習によって最適な入札価格が設定されるため、より効果的な運用に役立ちます。

手動入札の場合、価格が低すぎると広告が配信されず、逆に価格が高すぎると費用対効果が合わなくなる可能性もあります。

自動入札は、広告のデータが溜まるほど精度も向上します。

工数を削減し、広告の効果を高めるためにも、自動入札を活用しましょう。

2.ターゲティングを設定して配信する

LINE広告では、ターゲティングの設定も重要です。

LINE広告は、ユーザーの属性情報、興味・関心、LINE内の行動など、細かいセグメントでターゲティングの設定が可能です。

LINEは9,300万人の利用者がいるため、ターゲティングを設定しないと、商材にマッチしないユーザーにも広告が配信されてしまいます。ターゲットに刺さるクリエイティブを用意できても、ターゲティングが合っていない場合、無駄なクリックやインプレッションが発生してしまいます。

広告の効率を高めるためにも、配信を開始する前にターゲティングを設定しましょう。

3.クリエイティブをこまめに変える

LINE広告のフォーマットは画像や動画がメインなので、クリエイティブも広告の効果に影響を与えます。

クリエイティブは長期間同じものを使わず、成果の良いデザインに寄せた運用ができるよう、こまめに変更しましょう。

また、画像・動画・カルーセルなど、複数のフォーマットを配信することで、配信ボリュームも伸び、成果につながる可能性もあります。

たとえば、ECなど商品数の多いWebサイトの場合は、カルーセルで多くの商品を見せた方が、クリックを集めやすいでしょう。

広告を配信する商材に合わせ、複数のクリエイティブ・フォーマットを利用するのがおすすめです。

4.スマートフォンに合うクリエイティブを意識する

クリエイティブは、スマートフォンに合わせたデザインにすることが重要です。

LINE広告は、スマートフォンに配信されます。そのため、文字が小さかったり、情報量が多すぎたりすると、広告の内容がユーザーに伝わりません。

内容が伝わらない広告はクリック率も下がってしまい、広告の結果にも影響を及ぼします。

クリエイティブを作成する際は、実際にスマートフォンでの見え方も確認し、適切なテキストサイズや情報量になるよう調整しましょう。

まとめ

LINE広告の料金体系や入札方法、運用のコツをご紹介しました。

LINE広告は多くのユーザーにアプローチできるため、商品の認知や獲得、キャンペーンの告知など、目的に合わせてさまざまな広告を配信できる媒体です。

費用対効果を高めるには、料金体系を理解しなければなりません。

本記事を参考に、自社の商材に合ったメニューでLINE広告を配信してみてください。