Facebook / Instagram広告のカスタムオーディエンスとは【タイプ別に作成方法を解説】
Facebook / Instagram広告のカスタムオーディエンスを活用するとより効果的なターゲティングが可能になります。
しかし、そんなFacebook / Instagram広告のカスタムオーディエンスを作成する上で、
「カスタムオーディエンスにはどんな種類がある?」
「メリットが知りたい」
「設定方法がわからない」
上記のような課題が生じるかと思います。
本記事では、企業の広告担当者様へ向けて、タイプ別にカスタムオーディエンスの作成方法を紹介しています。
無料個別相談も実施しておりますのでお気軽にご活用くださいませ。
目次
Facebook / Instagram広告のカスタムオーディエンスとは
Facebook上のターゲットグループを定義するための機能です。
例えば、Facebookに保存されている情報(Webサイトに訪問したユーザーやアプリをダウンロードしたユーザーなど)を基に、Facebook上でターゲットを見つけることができます。
作成されたカスタムオーディエンスはFacebook / Instagram広告キャンペーンで使用できるので、自分たちのビジネスに関心のある人々に広告を配信することができます。
カスタムオーディエンスの4つの主要な種類
Facebook / Instagram広告のカスタムオーディエンス4つの主要な種類を解説します。
カスタマーリストに基づくカスタムオーディエンス
「 Eメールアドレス」など、自社が所有するリストに基づいてターゲットオーディエンスを作成することができます。
自社が所有するリストをアップロードすることで、Facebook上から広告のターゲットとなるユーザーを見つけるオーディエンスです。
ウェブサイトカスタムオーディエンス
「Webサイトを訪問した人」「特定のページを訪問した人」「カートに追加した人」「購入を完了した人」などのデータに基づいてオーディエンスを作成することができます。
Webサイト上のユーザー行動を把握するための、タグ設置が必要です。
エンゲージメントカスタムオーディエンス
Facebookが自動的にユーザーデータを収集し、オーディエンスを作成します。
例えば「動画を閲覧」「Facebookページの閲覧」などのアクションソースからオーディエンスを作成することが可能です。
モバイルアプリカスタムオーディエンス
「アプリ内で特定のアクションを実行した人」など、アプリユーザーに基づいてオーディエンスを作成することができます。
Facebook SDKをアプリに組み込むことで、ユーザーの行動を追跡し、その情報をもとにしたターゲット設定が実現できます。
Facebook / Instagram広告のカスタムオーディエンスのメリット
Facebook / Instagram広告のカスタムオーディエンスのメリットについて紹介します。
下記メリットを考慮した上で、利用を検討してみましょう。
顕在ユーザーへのアプローチに適している
Facebook / Instagram広告のカスタムオーディエンスは、より関心を持つユーザーにアピールする広告を作成できるため顕在ユーザーへのアプローチに適しています。
例えば、自社ECサイトの「商品ページ」を閲覧したユーザーに基づいて、カスタムオーディエンスを作成すれば、すでに自社商品を認知しており、興味・関心のある方に訴求ができます。
既存顧客に対してアプローチできる
Facebook / Instagram広告のカスタムオーディエンスは、既存顧客に対してアプローチできるメリットがあります。
例えば、自社商品をすでに購入したことのあるユーザーに基づいて、オーディエンスを作成すれば、リピーター獲得にもつながります。
類似オーディエンスの作成が可能
Facebook / Instagram広告のカスタムオーディエンスは、類似オーディエンスの作成ができるメリットがあります。類似オーディエンスとは、既存顧客と似た傾向を持つユーザーをFacebook上から見つけてリーチする機能です。
例えば、Facebook / Instagram広告経由で商品を購入したユーザーデータを元にして、類似オーディエンスを作成すると、商品を購入した顧客と似た傾向を持つユーザーを広告側が自動で判断し、ターゲットとして指定できます。
そのため、新規顧客獲得にも優れているといえるでしょう。
Facebook / Instagram広告のカスタムオーディエンスのデメリット
Facebook / Instagram広告のカスタムオーディエンスを利用すると、リーチが減るリスクがあります。カスタムオーディエンスを作成するためには、ある程度のデータが必要です。
例えば、ユーザーのデータが十分に収集できていない場合、カスタムオーディエンスが小さくなってしまう可能性があります。その結果、広告配信の効果が低下する可能性があると覚えておきましょう。
カスタマーリストに基づくカスタムオーディエンスの作成方法
カスタマーリストに基づくカスタムオーディエンスの作成には「ビジネスマネージャー」を使用します。ビジネスマネージャーは、Facebook上での広告活動を一元管理できるツールです。
ビジネスマネージャーにログインしましょう。
登録がまだの方は、コチラにアクセスし「アカウントを作成」から登録をしてください。
ビジネスホームになる「メニュー」から「オーディエンス」を選択します。
左上にある「オーディエンス作成」から「カスタムオーディエンス」を選択しましょう。
その後「カスタマーリスト」を選択してください。
続いて、顧客データに使用するフォーマットを準備します。
「ファイルのテンプレートをダウンロード」を選択しましょう。
ダウンロードしたテンプレートに「メールアドレス」「氏名」などのデータを入力していきます。
公式ガイドラインを確認しながら記入していきましょう。
作成したファイルをアップロードし、オーディエンスに名前をつけたら「次へ」を選択してください。
マッピング識別情報を確認してエラーがなければ「インポート・作成」を選択しましょう。
アップロード完了すれば終了です。
ウェブサイトカスタムオーディエンスの作成方法
ウェブサイトカスタムオーディエンスを作成するには、事前にFacebookピクセルの設置が必要です。
ピクセルを設置済みの方は、下記手順で設定を実施しましょう。
オーディエンスの設定画面から「オーディエンスを作成」内の「カスタムオーディエンス」を選択します。
「ウェブサイト」のソースを選択しましょう。
カスタムオーディエンスとして使用する下記3つの条件を指定してください。
条件 | 詳細 |
ソース | ピクセルを設置したアカウントを選択 |
イベント | Webサイトにアクセスしたユーザー全員、特定のWebページに訪問したユーザーなどの条件を指定する |
リテンション | 引き続きWebサイトを訪れ続ける割合を示す指標 |
最後に「オーディエンス名」を入力して「オーディエンス作成」を選択します。
カスタムオーディエンスが作成されれば終了です。
エンゲージメントカスタムオーディエンスの設定方法
エンゲージメントカスタムオーディエンスの設定方法は下記の通りです。
オーディエンスの設定画面から「オーディエンスを作成」内の「カスタムオーディエンス」を選択します。
「Meta Sources」の中から対象となるエンゲージメントタイプを選択してください。
対象となるエンゲージメントタイプの詳細を設定していきます。
例えば「Meta Sources」のFacebookページを選択した場合は「ページにいいね!をした」「ページにアクセスした」などの条件を指定することが可能です。
設定が完了したら「オーディエンス作成」を選択して終了です。
モバイルアプリカスタムオーディエンスの作成方法
モバイルアプリカスタムオーディエンスの作成するには、事前にアプリの登録と Facebookまたは外部計測ツールSDKの設定が必要です。
参考:アプリアクティビティカスタムオーディエンスを作成する|Meta
こちらが設定済みの方は下記手順でカスタムオーディエンスが作成できます。
オーディエンスの設定画面から「オーディエンスを作成」内の「カスタムオーディエンス」を選択します。
「アプリアクティビティ」のソースを選択しましょう。
対象となるアプリのソースを選択し「オーディエンス作成」をクリックすれば完了です。
Facebook / Instagram広告のカスタムオーディエンスを作成するときの注意点
最後に、Facebook / Instagram広告のカスタムオーディエンスを作成するときの注意点を2つ紹介します。
データの質を確保する
Facebook / Instagram広告のカスタムオーディエンスを作成するときは、データの質を確保するようにしましょう。カスタムオーディエンスを作成するために使用するデータの質は非常に重要です。
データが不正確であったり、古い情報であったりすると、ターゲティングの精度が低下し、広告の成果に悪影響を与えることがあります。
データの質を確保するためには、データの収集元を信頼できるものに限定し、必要に応じてデータの更新をおこないましょう。
個人情報保護方針に記載が必要
Facebook / Instagram広告のカスタムオーディエンスを作成するときは、個人情報保護方針に記載が必要です。個人情報保護法の観点から、企業Webサイトのプライバシーポリシーにて、Facebook / Instagramのカスタムオーディエンスを利用した広告活動を実施している旨を記載する必要があります。
内容としては、お客様の個人情報の一部の情報を暗号化(ハッシュ化)し、Facebookにアップロードしているが照合後、直ちに削除されるという点を記載しておけば良いでしょう。
まとめ
Facebook / Instagram広告のカスタムオーディエンスは、特定の条件に基づいて、Facebook上のターゲットグループを定義するための機能です。4つのタイプのカスタムオーディエンスがあり「顕在ユーザーへのアプローチに適している」「既存顧客に対してアプローチできる」といったメリットがあります。質の高いデータがあれば、広告成果が期待できるので、ぜひ、実践してみましょう。
当社では、Facebook / Instagram広告のカスタムオーディエンスを活用した広告運用代行が可能です。広告運用に課題がある方は、下記リンクからお気軽にご相談ください。
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