【まるわかり】LINE広告の出し方|画像付きで徹底解説
最近ではコミュニケーションツールとして欠かせない存在となったLINE。
日常でLINEを使っていると、トークリストやニュース面に広告が出ているのを見かけますよね。
本記事では、LINE広告の出稿方法や特徴・種類について解説いたします。
ぜひ最後までお読みください。
目次
LINE広告とは
LINE広告とは、コミュニケーションツール「LINE」に広告を出稿できるメニューです。
トークリストやタイムライン、ニュース面など、LINEアプリ内の様々な場所に広告を配信できます。
LINE広告の特徴
LINE広告の特徴は大きく3点あります。
・ユーザー数が圧倒的に多い
・多彩な広告の配信先
・Facebook・Instagram・Twitterをやっていないユーザーにアプローチできる
順番に見ていきましょう。
ユーザー数が圧倒的に多い
1つ目の特徴は、「ユーザー数が圧倒的に多い」という点です。
LINEは月間9,300万人が利用しており、日本の人口の約7割をカバーしています。
また、利用ユーザーの属性にも偏りがありません。
LINEは日常生活の連絡手段となっているため、様々な年代・属性のユーザーの間で使われていることが分かります。
また、LINEの調査によると、男女ともに「LINEを毎日利用する」と回答したユーザーは全体で6割以上にのぼります。
特に20〜29歳女性の90%以上が「毎日利用する」と回答しており、非常に利用率の高いコミュニケーションツールということが見て取れます。
他のSNS広告と異なり、全ターゲットにアプローチできることがLINE広告の特徴といえるでしょう。
多彩な広告の配信先
2つ目の特徴は、「広告の配信先が多彩である」という点です。
LINE広告は、以下14箇所の面に配信されます。
・トークリスト
・LINE NEWS
・LINE VOOM
・ウォレット
・LINEマンガ
・LINE BLOG
・LINEポイントクラブ
・LINEショッピング
・LINEチラシ
・LINEクーポン
・LINEマイカード
・LINE Monary
・ホーム
・LINE広告ネットワーク
中でもトークリストは、LINEのサービスの中で最も利用ユーザー数の多い掲載面です。
トークリストの最上部に表示されるため、確実にユーザーの目に留まります。
また、「LINE広告ネットワーク」は、LINE以外のアプリやサービスにも広告を配信できるネットワークです。
電子書籍やニュースアプリなど、多種多様なアプリユーザーにも広告の配信ができます。
外部サービスも含めると膨大なユーザー数にリーチできるため、LINE広告を活用して大規模なプロモーションも実施可能です。
Facebook・Instagram・Twitterをやっていないユーザーにアプローチできる
3つ目の特徴は、「Facebook・Instagram・Twitterをやっていないユーザーにアプローチできる」という点です。
LINEはユーザー数が多いだけではなく、他のSNSと異なり、「LINEのみ使っている」というユーザーも一定数いることが分かっています。
スマートフォンでSNSを利用しているユーザーのうち、「LINEのみ」と回答した割合はなんと41.2%。
そのため、TwitterやFacebookなど、他のSNS広告ではリーチできないユーザーにも、LINEであれば広告の配信が可能となります。
LINE広告の配信手法の種類
独自の特徴を持つLINEですが、広告にはどのような種類があるのでしょうか。
こちらでは、下記の種類について解説します。
・キャンペーンの目的
・利用可能なターゲティング
・配信可能なクリエイティブ
順番に見ていきましょう。
キャンペーンの目的の種類
LINE広告のキャンペーンの目的は、以下の7種類があります。
キャンペーン名 | 目的 |
ウェブサイトへのアクセス | ウェブサイトへのアクセスを増やすこと |
ウェブサイトコンバージョン | ウェブサイトでのコンバージョンを増やすこと |
アプリのインストール | アプリのインストール数を増やすこと |
アプリのエンゲージメント | インストール後のアプリのエンゲージメントイベントを増やすこと |
動画の再生 | 動画の再生数を増やすこと |
友だち追加 | LINE公式アカウントの友だち数を増やすこと |
商品フィードから販売 | 商品の認知度向上や購入促進 |
よく使われるキャンペーンの目的は、「ウェブサイトへのアクセス」や「ウェブサイトコンバージョン」です。
バナーや動画をクリック後、ウェブサイトに遷移する設計となっており、見かける機会の多い広告ではないでしょうか。
また、LINE広告独自といえるのが「友だち追加」です。
ウェブサイトへのアクセスやコンバージョンには直接つながりませんが、友だち数を増やすことでユーザーと長期的な接点を持つことができます。
利用可能なターゲティングの種類
LINE広告では、以下6つのセグメントでターゲティングが可能です。
セグメント | ターゲティング例 |
属性 | 配偶者・子ども・推定収入など |
行動 | テレビ視聴頻度、モバイル端末の変更状況など |
年齢 | 14~65歳以上まで年代ごとに切り分け |
性別 | 男性・女性の指定 |
趣味・関心 | 31種のカテゴリから選択可能
(例)ゲーム・家電・ショッピングなど |
地域 | 47都道府県の市区町村まで指定可能 |
様々なセグメントが用意されていますね。
LINEはアカウント登録時に、電話番号認証や生年月日も入力するため、ターゲティングの精度は高い傾向があります。
セグメントをかけ合わせて、より獲得したいユーザーに絞って配信することが可能です。
配信可能なクリエイティブの種類
LINE広告では、静止画・動画のどちらも配信可能です。
配信できるフォーマットは以下の通りとなっています。
種類 | 静止画サイズ | 動画サイズ |
Card | 1200×628 | 16:9 |
Square | 1080×1080 | 1:1 |
Carousel | 1080×1080 | – |
画像(小) | 600×400 | – |
Vertical | – | 9:16 |
配信面に合わせて、様々なフォーマットが用意されています。
前述した「トークリスト」に配信できるのは「画像(小)」です。
掲載できる画像のサイズは小さいですが、トークリストと馴染みやすいデザインなので、ユーザーに違和感を与えずに配信することが可能です。
LINE広告のコツ
様々な配信手法のあるLINE広告ですが、効率よく運用するためのコツが気になりますよね。
こちらでは、LINE広告のコツを2点解説します。
・スマートフォンに合うクリエイティブを意識する
・自動入札を活用する
どちらも押さえておくべきポイントなので、チェックしておきましょう。
スマートフォンに合うクリエイティブを意識する
1点目は、「スマートフォンに合うクリエイティブを意識する」ということです。
LINE広告はスマートフォンのみで表示されます。
また、YouTubeのように画面いっぱいに表示されるわけではなく、LINEのアプリ内で見ることになります。そのため、文字が小さすぎるとユーザーはストレスを感じてしまいます。
クリエイティブ作成時は、実際にスマートフォンで確認し、見やすい文字になるまで調節しましょう。
また、クリエイティブは一度作成したものを長期で使わず、定期的に素材を変更しましょう。
長く同じクリエイティブを配信していると、ユーザーも飽きてしまい、反応が悪くなってしまいます。約2週間〜1か月を目安に、クリエイティブの修正を行うことがおすすめです。
自動入札を活用する
2点目は、「自動入札を活用する」ということです。
自動入札とは、LINE広告のAIが広告配信の目的や過去のデータをもとに、入札金額を自動で設定してくれる機能です。
LINE広告には4つの入札戦略があります。入札戦略とは、自動入札を行う際の入札タイプを指したものです。
最適な入札戦略を選ぶことで、広告の効果を最適化できます。
入札戦略 | 詳細 |
イベント単価の上限を設定(推奨) | イベント単価の上限を超えないように入札単価が調整される |
イベント単価の目標を設定 | イベント単価が目標値になるように入札価格が調整される |
入札額の上限を設定 | イベントの入札額が上限額を超えないように入札単価が調整される |
単価の上限なしで1日の予算の消化を最大化 | 設定した1日の予算の消化を最優先とし、設定したイベントを獲得するよう入札単価が調整される |
手動入札の方が細かくコントロールすることが可能ですが、様々な機能があるLINE広告では、自動入札を有効活用した方が効果的です。
また、自動入札での配信を続けることで、配信の精度も向上します。
人力で行うよりも手間を省け、効率の良い配信ができるため、自動入札を活用しましょう。
【画像付きで解説!】LINE広告の出稿手順
LINE広告の特徴やコツをご紹介しましたが、こちらではLINE広告の出稿手順を画像付きで解説します。
LINE広告は、以下の4ステップで出稿できます。
・広告アカウントの作成
・キャンペーンの設定
・広告グループの設定
・クリエイティブの設定
それぞれ順番に見ていきましょう。
広告アカウントの作成
はじめに、LINE広告のアカウントを作成します。
LINE広告のアカウントを作成するには、LINEビジネスIDの発行が必要です。
こちらの申込画面から、メールアドレスを登録し、LINEビジネスIDを取得しましょう。
※既にLINEアカウントを持っている方は、「LINEアカウントで登録」から手続きを進めましょう。
ビジネスIDを取得後、「LINE Ad Manager」にログインし、広告アカウントを作成します。
請求先や商材の情報のほか、法人の場合は法人番号の入力も必要です。
入力完了後、審査承認となればアカウント作成は完了です。
キャンペーンの設定
LINE広告のアカウントを作成後、まずはキャンペーンを設定しましょう。
「キャンペーンを作成」をクリック
キャンペーンの目的や入札戦略、掲載期間などの情報を設定します。
今回、キャンペーンの目的は「ウェブサイトへのアクセス」を例としてご紹介します。
入力完了後、「保存して広告グループ作成へ」をクリックしましょう。
広告グループの設定
続いて、広告グループを作成します。
広告を配信するターゲットを設定します。
今回は例として、下記のターゲティングを設定しています。
・地域:東京都
・性別:すべて
・年齢:20-34歳
・OS:すべて
・趣味・関心:スポーツ、ファッション
そのほか、入札方法や日予算を設定します。
設定が完了後、「保存して広告作成へ」をクリックしましょう。
クリエイティブの設定
最後に、配信するクリエイティブを作成します。
広告のフォーマットを、画像・動画のいずれかから選択します。
今回は、「画像」を選択した場合の手順をご紹介します。
右側に表示されるプレビューを確認しながら、画像・タイトル・ディスクリプション・ボタンを設定します。
以上の設定が完了後、広告の審査が入ります。
無事審査に承認されると、配信開始が可能となります。
LINE広告のCV計測方法
広告の配信を始める前に、CV計測の設定も行いましょう。
今回は、GTMを使用する場合と、サイトに直接タグを埋め込む場合の2通りの手順を解説します。
はじめにLINE Tagを取得
広告アカウント開設後、MENU内の「トラッキング(LINE Tag)」から、LINE Tagを取得します。
LINE Tagには、下記4つの種類があります。
①ベースコード・・・計測したいサイトのすべてのページに設置が必要。
②コンバージョンコード・・・サンクスページに設置するコード。
③標準イベントコード・・・ユーザーの各種行動をあらかじめ定義されたイベント(カートに追加、予約完了など)として計測できるコード。
④カスタムイベントコード・・・特定のページにアクセスしたユーザーの行動(ページのスクロール率や滞在時間など)を計測できるコード。
②コンバージョンコード・③標準イベントコード・④カスタムイベントコードは、必ず①のベースコードとセットで設置しなければならないため、注意が必要です。
GTMを利用する場合
前項で取得した各コードを使い、GTMで設定する方法をご紹介します。
①GTMにアクセスし、タグ>新規>タグタイプ「カスタムHTML」を選択
②「ベースコード」を貼り付け、トリガーは「All Pages」を選択
③①と同様に、新規タグを追加し、タグタイプで「カスタムHTML」を選択
④「コンバージョンコード」を貼り付け、トリガーはサンクスページを設定
GTMでの設定は以上で完了です。
タグを公開し、配信を開始しましょう。
サイトに直接タグを埋め込む場合
GTMは利用せず、サイトに直接タグを埋め込む場合の方法をご紹介します。
①「ベースコード」を計測するサイトの<head>内に貼り付ける
②「コンバージョンコード」を、サンクスページに貼り付ける
※ベースコードの直後に設置ましょう
設定はこちらで以上です。
まとめ
LINE広告の特徴や出稿方法をご紹介しましたがいかがでしょうか?
LINEはユーザー数が膨大なので、大規模なプロモーションも実施可能です。
配信面も多彩で、自動入札のようなAIの機能も発達しているので、効果的な広告配信が期待できるでしょう。
気になった方は、ぜひLINE広告を始めてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
運用型広告のコンバージョン獲得・増加なら
すべてZokujinにお任せください。
こんなお悩みがあればご相談ください!
-
コンバージョンが獲れない
-
コンバージョンが増えない
-
Web広告を始めたいけどどこにお願いしよう